芦別岳

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雲峰山から芦別岳を望む。

芦別岳(1726.1m)200名山
登山日 2015年6月27日

登山ルート

新道登山口~新道コース~芦別岳~鶯谷~覚太郎コース~ユーフレ小屋~旧道コース~旧道登山口

芦別岳

芦別岳断面図

距離    14.7km
累積標高 1678.4m

まえがき

夕張岳の次は芦別岳と決めていた。
ちょうど麓に無料のキャンプ場があるので、そこを拠点として登山を行うことにした。
今回は、ヒグマ出没頻度が高い山なので気を引き締めて訓練を行う。
地図を見ると旧道から山頂に登り新道コースで下りてくるのが楽しそうだが、コースタイムが非常に長い。
そこで無難に新道コースで登ることにした。

登山概要

0330 起床

天気予報ではイマイチの空模様だったが、大きく天気が崩れることはなさそうだったので、登山を決行することにした。
2日休養して体力回復は十分だと言いたいところだが体が重い。

0510 出発

山部自然公園太陽の里キャンプ場からは登山口まで近いので歩いて行くことにする。
キャンプ場の駐車場で準備を整えると出発する。

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新道登山口手前の駐車スペース
10台ほど駐車可能。水場トイレはキャンプ場の施設を利用させて貰う。

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0520 新道登山口

キャンプ場内を抜けて登山口に向かう。
分厚い雲が空を覆っていていつ雨が降り出してもおかしくない天気だ。
登山口のポストにあるノートに必要事項を記入する。

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登山口からは鹿防除用のゲートを抜けてゆく。
鹿が山から出てこないようにしっかりと閉めておく。

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しばらくはなだらかな登山道を歩く。

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看板に「詩吟坂」とある。
詩吟を吟じながらでも登れる坂道ということなのか。

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0640 見晴台

天気は良くないが、標高500mほどと低く雲の下なので見通しはきく。

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0700 鶯谷

高度を上げてゆくと次第にガスに包まれてゆく。
湿気が凄くて着衣が湿っぽくなる。
カッパ着用のタイミングをなかなか図れない。
体を濡らす前に着ることにした。

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鶯谷から半面山までは急登が続く。
スリップしやすそうな岩場にはロープが取付けられていた。

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尾根伝いの登山道。
ガスの真っ只中で視界不良となっている。

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赤く色づいた登山道脇のハイマツ

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0735 半面山

急坂を登り標高1397mの半面山に到着する。
これより先は熊出没危険地域となる。
ロープが切れたらしい鐘が置かれていた。

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半面山山頂
広々とした山頂。休憩場所に最適だ。

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半面山からは湿地帯に下ってゆく。
両脇は笹薮に囲まれて見通しが利かない。
熊の出現を恐れて笛を吹きまくる。

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0745 熊の沼

不気味に静まり返った沼の周辺
泥濘に熊の痕跡は見当たらない。ひとまずホッとする。

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少し進むと何者かの食痕を発見する。
食べたのは熊なのか鹿なのか。付近に鹿の足跡があるので、状況的には鹿だろう。

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登山道脇に残る雪

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0810 雲峰山

熊の沼付近はフラットだったが、再び傾斜がキツくなる。
九十九折の道を登り切ると雲峰山の山頂だ。

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ガスの上に抜けて視界が回復する。
暑いのでここでカッパ上下を脱ぐ。

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雲峰山から芦別岳の眺め

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熊の糞
登山ノートには1箇所ありとのことだったが、計3箇所あった。
雲峰山手前に1箇所、雲峰山過ぎに2箇所。
熊は笹を食べているようで濃い緑色の糞だった。

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登山地図には残雪時滑落注意となる。
ほとんど雪は消えて問題ない。

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山頂手前の急登
視界が明るくなてきた。山頂までもうすぐだ。

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芦別岳山頂

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ポントナシベツ岳
その奥の方に夕張岳が見える。

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山頂の北西側の縦走路をチェックするが熊は見当たらない。

20150627-084646-0-ashibetudake夫婦岩方面は分厚いガスに包まれている。

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名残惜しいが山頂を後にする。

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0915 雲峰山

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熊の沼周辺は少しガスが晴れた。

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1000 鶯谷

新道コースで登ったため、時間が早い。
元来た道を戻るのはツマラナイので、覚太郎コース経由旧道から下山することにした。

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笹が覆いかぶさり登山道が分かりにくい。
所々踏み跡が薄いところがあるので、道を失わないように周囲に気を配りながら慎重に歩く。

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熊の沼沢に向かって急降下してゆく。
徐々に沢の音が大きくなってゆく。

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熊の沼沢に沿って歩く。
ピンクテープは所々あるのみ。熊とのばったり遭遇を避けるために笛を吹きまくる。
ようやく向こう側にユーフレ小屋が見えてきた。

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小屋前の沢は水量が多く渡渉ポイントが見当たらない。
上流方向に丁度良い倒木があったので、これを使って向こう岸に渡ることにした。

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1040 ユーフレ小屋

ユーフレ小屋の裏側
冬期は梯子を掛けて2階から出入りするようだ。

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ユーフレ小屋正面
壁が石造りの小屋でずしりとした重量感がある。
これならどんな嵐がやって来ても守ってくれそうだ。

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小屋入り口
右側はトイレ

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トイレの様子
照明なし、くみ取り

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小屋内部の様子

入って直ぐは土間になっていて奥に板の間がある。
ロフトもあって梯子で登ることが出来る。
窓が小さいので中は少し薄暗いが、湿気は少ない。

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入り口の土間の様子
古ぼけた時計型の薪ストーブが設置されている。
スコップなどの備品が置かれている。

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1050 ユーフレ分岐

ユーフレ小屋からは沢沿いに歩くとユーフレ分岐に着く。
道はこれまでの覚太郎コース同様にそれほど整備はされていない。
周囲をしっかり見て道を外さないように歩いてゆく。

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ユーフレ川の左岸を歩く。
渡渉はなし。増水時は川沿いの旧道コースは危険となる。

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高巻きポイントのロープ場
非常に滑り易いので雨天時は要注意。
川沿いのコースだが、所々高巻きする。
アップダウンにより体力を奪われてゆく。

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ユーフレ川を離れた。
雑草の勢いが凄く、道に覆いかぶさってきている。

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1200 旧道コース登山口

ハードな旧道コースを下山しようやく登山口までやって来た。
アップダウンが多く、川沿いの岩場を乗り越えてゆく歩き応えのあるコースだった。
整備された新道コースとまるで違う。

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登山口からは林道を歩く。
林道終点に鹿防除フェンスがあるので、通った後はしっかり閉めておく。

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1220 山部自然公園太陽の里キャンプ場 着

鹿防除フェンスを抜けるとふれあいの家の裏をショートカットし第1キャンプ場の駐車場まで戻ってきた。
鶯谷から覚太郎~旧道コースで下山したきたが、想像以上に疲れてしまった。
熊の沼沢沿いがクマが出そうな雰囲気がして非常に怖かった。

所見

上りの途中で先行者をすべて追い抜いてしまい、クマに怯えながらの登山となってしまった。
登山道上に残されたクマの糞3つを見ることが出来たが、それほどびっくりはしなかった。
緊張感が高まり五感を敏感にさせて周囲の気配を探りつつ歩いた。
クマ避けのベルと鈴を付けての歩行だったが、ベルの音が大きくて周囲の音が聞こえづらい。
かと言って川沿いを歩く時は水の音が大きくて大きなベルの音でもかき消されてしまいそうになる。
バッタリ遭遇を回避するため、音を鳴らして歩くのはいいが、好奇心や捕食目的で近づく危険なクマを察知しづらくなる。
今後経験を積んでゆくしかない。

下山時は覚太郎~旧道コースに変更した。
歩きやすい最短の新道コースを外れて、踏み跡が薄いコースを歩いた。
それまでの弛んだ気分とおさらばして緊張感のある登山を楽しむことが出来た。
はっきりとした踏み跡をただ辿るのではなく、地形をしっかり見て地図を読みながら歩く。
毎回初めての山で地図を手放せない。
登山道を漫然としてただ歩くのではなく、周囲を観察して情報を集め先を読んで行動することを今後も心がけて行きたい。

雲峰山から見る芦別岳は素晴らしかった。
今度は旧道コースで是非登りたい。

装備

20Lザック、ウエストバッグ、登山靴、登山用厚手靴下、ユニクロ速乾性ボクサーブリーフ、ユニクロ速乾性Tシャツ、登山用ズボン、長袖シャツ、ウインドブレーカー、マフラータオル、カッパ上下(モンベルストームハンター)、帽子、熊よけベル、熊よけ鈴、熊撃退スプレー、剣先ナタ、ダブルストック、スマホ、デジカメ、ヘッドランプ、ライター、火打石、コンパス、25000分の1地形図、笛×2、折りたたみナイフ、財布、トイレットペーパー、プラティパス2Lハイドレーション、タッパ、チタンフォーク

水・食料

水  2L 残1L
食料 玄米ご飯、カロリーメイト4袋

玄米ご飯、カロリーメイト2袋消費

山行ブログ記事 芦別岳(2015.6.27)

以上