土台の製作

2014年5月19日~5月24日

実家物置小屋の解体で得た廃材を出来るだけ使いたかったので、在来工法で山小屋を建てる計画を練っていたところ。
在来工法か枠組工法かで随分と悩んだが、安易な方向に走らずに敢えて難しい在来工法にチャレンジしてみることにした。
まずは、基礎の上にウッドデッキを作り、その上に柱を立てて枠組みを作っていく作戦だ。

20140517-160214-0

基礎工事の合間を縫って建築資材の買い出しを行った。
ウッドデッキの主要部分の木材は防腐剤入りの2×6材を用いることにする。
ホームセンターのトラックを借りて木材を持ち帰る。
長さは12fだが1.2tのトラックなので楽々と運ぶことが出来る。

束柱の立ち上げ

20140519-074630-0

沓石の上に木材を置いて直角にカットする。
基礎工事の時に沓石上面から水糸までの長さを測っておいて、事前にウッドデッキ基準面までの12本それぞれの長さを出しておいた。
束柱は防腐剤入りの4×4材(89mm角)

20140519-074757-0

沓石との接地面が垂直になるように慎重にカットする。
これが手鋸で切るほとんど初めての作業だったので、精度が随分と低かった。
何本かは見た目ではっきりと分かるほど歪んでしまっていた。

束柱の立ち上げ

20140519-090118-0

12本の束柱切り終えると、沓石との接地面に防腐防虫効果を高めるために油性の錆止め塗料を塗っておく。
効果の程は不明だが、錆止めが余っていたので思いつきで塗ってみることにした。
もう片方の根太側はカットしたそのままの状態とした。

20140519-101045-0

まずは沓石に束柱を取り付ける。
差金で垂直を確認してから65mmのビス4本で沓石に埋め込んだ羽子板ボルトに固定する。
続いて根太を取り付ける。
クランプで仮止めして水平器で水平を確認し微調整したあとで90mmのビスで固定して行く。

根太の取付け

20140519-101546-0

根太にビスを打ち込んでいるところ。
上は下穴を空けてからビスを打ち込んだが、下はそのままビスを打ち込んで木が割れてしまった。
特に強度が欲しいコーナー部分なので、面倒がらずに下穴を空けることにした。

20140519-101620-0

インパクトドライバー専用の下穴用のキリ
十字ビットとキリを頻繁に交換する必要があるので、多少の手間がかかる。

20140519-103325-0

水糸を張って束柱の立ち上げ位置を正確に測ったつもりだが、作業を進めて早くもこれだけの歪みが出てきた。
一旦束柱を外して横にズラして根太に密着させ垂直となるように取付けた。
沓石が15センチ幅で余裕があったので移動しても問題はなかった。

20140519-113321-0

小屋の大きさは2.7×3.6m。束柱の中心線で長さを出したため、12fの木材では長さが少し足りない。
このままでは見っともないので端材をカットして隙間を埋めておいた。
根太の取付けが歪んでしまった。精一杯真剣に作業をした結果なので諦めるしかない。

20140519-130644-0

根太取付けの作業風景

始めは根太は4×4材を載せてT字で接合しようと思っていたが、素人作業では根太の水平を取ることは困難と思われた。
そこで根太の微調整で簡単に水平を出せる、2本の根太で束柱を挟み込むサンドイッチ工法を採用した。

あとは画像で見ると分かるように根太上面を束柱の上面から50mm上にズラして取付けた。
理由はこの窪みに柱を入れて立ち上げるためだ。窪みがズレ防止となってくれる。
沓石から一本ものの柱を建てたいところだが、6fを超えると木材は一気に高くなる。
コストの関係上こうするしか方法はなかった。

20140519-145322-0

束柱と根太の接合は90mmのビス4本
根太同士の接合は90mmのビス3本
束柱の上に柱を立ち上げるので、根太上面より50mm下げて束柱を取付けた。
したがって束柱と根太は90mmしか接していないことになる。
(この点は後から束柱と根太上面を面一にして2×6材の幅140mmを有効に使ったほうが良かったと思われた。)

20140519-145305-0

根太のコーナー部分はビスが集中しているので、たまにビス同士がぶつかることがある。
その時は一旦抜いて打ち直すことになる。
何本もビスを打ち込むので逆に強度が落ちないか気になった。

20140519-145336-0

羽子板ボルトと束柱の接合は65mmのビス4本
ビスを打ったあとから錆止めを塗って防錆力を高める。

20140519-150346-0

束柱と根太を取付けたところ。
こうしてじっくり見ると、これでは強度不足のように思えてくる。
少し前までは沓石9個にする予定だったので、12個に増やして良かったつくづく思う。
この貧弱な土台では上モノを載せると重量を支えきれない気がしたので補強材を入れることにした。
短辺方向は2×6材の根太でサンドイッチしてあるので強度は十分に思えるが、長辺方向が両端のみしか根太を取付けていない。

根太の増設と補強

20140519-151736-0

根太の下に補強材を入れたところ。
端材なら実家から持ってきたものがたくさんあるので惜しみなく投入することにした。

20140520-152324-0

長辺方向に根太を追加で入れているところ。
DIY初心者のビスの斜め打ちでは強度が出せないと判断してシンプソン金具の助けを借りることにした。
斜めのビスは65mm、垂直方向のビスは32mmを使用した。

20140517-175511-0

シンプソン金具 ダブルシェアハンガー LUS26
2×6材を直角に取り付ける時に使う金物

20140520-154448-0

試行錯誤しながらシンプソン金具を取り付ける。
専用のビスが販売されているが、高いので通常のビスを使用した。
金具上の方に仮止め用の爪が出ているが、当時は使い方が分からなかった。
まずはこの爪を打ち込んで金具を留めるようだ。

20140520-160532-0

始めから長辺方向の内側にも根太を取り付けると計画していれば、組み立て段階でビスを横から打つことも出来たが、後付けなので斜め打ちとなっても仕方ない。

20140520-160549-0

根太増設作業中
あれこれ考えながら作業を進めるので、なかなか捗らない。

20140520-161408-0

夕方になって作業を止める。
雨に備えてブルーシートを張っておく。
屋根を取り付けるまでは木材が濡れないようにシートを掛ける必要があった。
山の天気は変わりやすく、予報では晴れでも雨が降ることがあるので気を抜けない。

20140522-074831-0

シンプソン金具の取付けは先に金具を取付けておいた方がやりやすいのか。
端材を当てて先に金具を取り付ける。

20140522-074932-0

まずは直角の取り付けビス4本を打ち込む。

20140522-075438-0

続いてビスの斜め打ちを行う。
しかしこのように随分と大きな隙間が出来てしまった。

20140522-081549-0

次はきつ目に木材をカットし木槌で叩き込みあとで金具を取り付ける方法でやってみることにした。
この頃になると木材のカットの精度も上がりきれいにカット出来るようになった。

20140522-082042-0

あとからシンプソン金具を取り付ける。
画像は2×4用のダブルシェアハンガーLUS24
斜め打ちのビスが片方1本ずつとなている。

20140522-082911-0

シンプソン金具を用いることで2×6と2×4の根太をしっかり接合することが出来た。
これなら普通の斜め打ちより遥かに強度が高そうだ。
一人で作業を行う場合は後から金具を取付けた方が作業しやすいし強度も出ると思う。

20140522-105645-0

束柱の補強
4×4(89mm角)では細いように思われたので、束柱に抱き合わせて根太の支え棒を取付けた。
少しきつ目にカットして木槌で叩き込む。
これで多少は束柱の負担は少なくなるに違いない。

20140522-130048-0

いろいろ検討した結果、在来工法は止めて枠組み工法を採用することにした。
束柱の上から柱を立ち上げて軸組を作っても手間がかかる割に強度が出ないと判断した。
梅雨入り前までに屋根を載せるにはスピーディーな作業が求められる。
素人でも施工が簡単な枠組み工法に変更した。

20140522-130418-0

少しでも上に張る合板に負担がかからないようにするため、束柱の上の凹みは端材をカットして埋めておいた。

20140522-134615-0

束柱に端材を渡して強度アップを図る。
あとからメンテナンスで床下に潜り込めるように通り道を残しておく。

20140522-134701-0

追加の根太は主要な部分は2×6材として、その間のものは2×4材としてコストを低く抑えた。
ただし、両方共に防腐剤入りを選択した。
束柱の補強も行ったので、以前とは比べ物にならないくらい強度がアップした。
実際に手で押したり、上に乗って飛び跳ねてもビクともしない。

床板の張り付け

20140522-153814-0

床板はウレタン塗布のコンパネを用いることにした。
湿気を考慮してウレタン面を下側にした。
コンパネは大きさ1800×900mm、厚さ12mm。
12fの木材より若干短いので根太の上にピッタリと収まらない。
コンパネの取付けは38mm~50mmのビスをあれこれ変えて打ってみた。
ビスを打ち込むとコンパネを割りながら奥に入っていくような感じで強度があまり出ないような気がした。

20140522-153833-0

コンパネを並べていくと根太に大きな歪みがあるのが分かった。
歪みをどこで取るか悩んだが、結局端の方で取ることにした。
このままでは不格好なので出っ張った部分はのこぎりでカットする。

20140523-153431-0

作業の合間に次の工程のパネル製作の材料を仕入れてくる。
勢いを付けて侵入したが、あともう少しのところでスタックしてしまう。

20140523-153508-0

ホームセンターで借りた幌付きの軽トラに12fの2×4材を載せてやって来た。
軽トラでも12fまでの長さならなんとか運べる。

20140523-154548-0

6f、12fの2×4材とアルミ製ハシゴ兼用脚立

20140524-074452-0

高さ約180センチのハシゴ兼用脚立
伸ばせば倍の長さになる。
小屋建築の本番に備えてホームセンターで購入した。

20140524-081349-0

ウッドデッキの修正を行う。
コンパネの端の部分は下の根太に当たっていなくて歩くと陥没するところがあったので、下に支えとなる木材を入れておいた。

20140524-100456-0

ウッドデッキの隙間にコンパネを取り付ける。
今回はビスではなく、38mmの釘を使用した。
合板のみに関して言えば、ビスより釘の方が無理なく打ち込めて、強度が出ると思われる。

ウッドデッキの完成

20140524-100813-0

隙間の部分にも合板を打ち付けて土台となるウッドデッキが完成した。
水平器で各部を確認するとデッキの上面は概ね水平が出ており満足することが出来た。
山林内の傾斜に悩まされ続けて来たが、ついにまっ平らの空間を作り出すことが出来た。
平らな場所にいると気分が次第に落ち着いてくるような気がする。

つづく

スポンサーリンク

シェアする

フォローする