恵庭岳

 

恵庭(えにわ)岳(1319.6m)
登山日 2015年6月14日

登山ルート
幌見内駐車場~丸駒橋登山口~恵庭岳~丸駒橋登山口~幌見内駐車場

恵庭岳

恵庭岳断面図

距離     8.9km
累積標高 1051.3m

まえがき

先日、風不死岳から見えた恵庭岳が非常に魅力的だったので登ることにした。
遠目でもはっきりと分かる険しく突き出た岩頭部分を目にしてどうしても登りたくなった。
登山地図では第二見晴台より先は登山禁止となっているが、現場に行って自分の目で確認してから山頂まで登るかどうか決めることにした。

登山概要

0400 起床

前日はポロピナイ園地付近の名も無き駐車スペースで車中泊を行った。
目を覚まして外に出ると疑いようのない晴天を期待できる日だったので早速食事の準備を行うことにした。

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幌見内駐車場
トイレと水場なし

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早朝のためまだ静かな駐車場
出来るだけ車を駐車出来るように歩道側に対して直角で駐車する。
この時はまだ両側に縦列駐車すると思っていた。

0630 幌見内駐車場 発

食事が済むと荷物を片付けて車を移動させる。
登山地図で見ると丸駒橋付近に登山口があるのでそこまで行ってみることにする。
現地で確認すると、駐車スペースは狭くて下山したあとで車を出しにくくおそれがあったので先の幌見内駐車場に停めることにした。

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道路を横断して歩道を下ってゆく。

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ヘアピンカーブの途中にあるイチャンコッペ山の登山口。
恵庭岳を登ったあと午後から登る予定としている。

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幌見内駐車場から300mほど下ると右手に登山口が見えてくる。
画像はイチャンコッペ山登山口を過ぎて長い直線部分を歩いているところ。

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仮設の丸駒橋を渡る手前の涸沢が目についた。
豪雨にやられたらしく無残な姿となっている。

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丸駒橋付近の恵庭岳登山口

0645 登山口

駐車スペースは狭く普通車で5台分ほどしかない。
後のことを考えると少し遠いが幌見内駐車場に停めたほうが良い。

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登山口を過ぎるとしばらくは流木の中を縫って歩くことになる。
沢に沿ってついている踏み跡を辿って進んでゆく。

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0650 登山ポスト

登山道は見る影もないが、踏み跡と所々にあるピンクテープを辿れば登山ポストに到着する。
ここから矢印の表示のとおり左方向に進んでゆく。

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登山ポストの中にはノートが備え付けられている。
氏名、人数、コース、時刻を記入する。
下山時は忘れずに下山時刻を書いておく。

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しばらくは道幅の広いフラットな道をゆく。

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突然前方が開けた。ここも豪雨の被害にあったようで登山道は寸断されている。
緑色のロープの方向に歩いてゆく。

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登山道脇で見かけたピンク色の可愛いツツジ

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沢から離れようやく登山道らしくなってきた。
登り始めは傾斜が緩くウォーミングアップに丁度良い。

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0735 五合目

徐々に傾斜がキツくなってきた。
気温はさほど高くはないが湿気があるので全身から汗が吹き出す。
しばらく足を止めて息を整える。

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粘土質で滑りやすいロープ場にやって来た。
登りと下りは別のコースで左側通行となっている。

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0810 見晴台(7合目)

滑りやすい急斜面を登りつめると開放感のある岩場に出た。
7合目となる見晴らし台からは支笏湖を望むことが出来る。
吹き抜ける涼風で火照った体をクールダウンさせる。

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見晴台から山頂を見上げる。
飛び出た岩頭部分がよく目立つ。

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見晴台からの支笏湖の眺め

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見晴台からは崖の縁に沿って歩いてゆく。

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第二見晴台へ向かう途中、木々の間からオコタンペ湖が見えた。

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0840 第二見晴台

爆裂火口の縁を歩いて最後の傾斜を上ると再び視界が開けた。
どうやら第二見晴台についたようだ。
これより先は岩頭崩壊の危険があるため登山禁止となっているが、踏み跡はくっきりとそのまま奥へ向かってついているので試しに行ってみることにした。

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第二見晴台から見る山頂部分
ここから見ると非常に険しく登ってゆくルートなどないように見える。

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今もモクモクと噴煙を上げる火口付近を写す。

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第二見晴台を過ぎても踏み跡は薄くはならない。
歩きやすい道が続く。

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岩頭部分に随分と近づいた。ここから見上げる山頂は大迫力だ。
山頂部分へは北側を回りこんで登ってゆく。

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落石に警戒しながら奥へと進んでゆく。
踏み跡はなおも薄くなること無く奥へと続いている。

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西側まで回りこむといよいよ岩場の登りとなる。
まずはロープ無しの箇所をクリアしてゆく。
確実な体捌きで慎重に登る。
岩が多少脆いがさほど危険ではない。
それより上部からの落石に注意する。

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続いてロープ2本が垂れ下がった岩場が現れた。
山頂へと続く最後の登りとなる。
見た感じ左のルートのほうが安全に見えたので左を選択した。

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岩場を登り終えたところ。少し高度感を感じるところだ。
最後の登りは岩が脆くて危険なので注意を要する。
垂れ下がっているロープは一見して怪しかったので、ロープに頼らず岩にあまり体重をかけ過ぎないようにして登った。

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0900 恵庭岳山頂 着

ロープの垂れ下がった岩場を上ると山頂に着いた。
360度視界を遮るものはなく、大展望が広がっている。
山頂部分は思ったよりも広く腰を下ろしてゆっくりと休むことが出来る。

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眼前に広がる支笏湖

雲が多くなってきたがまだ見晴らしが利く。
先に恵庭岳に登って正解だったようだ。

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下から見上げると気になった岩の出っ張り部分
いつまでこの姿を残しているのだろうか。

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三角点を示す石の杭

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山頂方向の西側に見える鮮やかなブルーの湖はオタコンペ湖
北海道三大秘湖のうちの一つ。

名称の由来
アイヌ語で「川下に村がある」を意味する、「オ・コタン・ウン・ペ」に由来。
この湖を水源とするオコタンペ川が支笏湖に注ぐ地点には温泉があり、かつてはアイヌがアメマス漁や入浴のために小さな村を営んでいた。

Wikipediaより引用

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オタコンペ湖は支笏洞爺国立公園の特別保護地区となっており、一般の立ち入りは禁止されている。
湖を見たいのなら恵庭岳に登るのが手っ取り早い。

参考リンク
支笏湖ビジターセンター ようこそ支笏洞爺国立公園へ

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山頂で10分ほど休むと下山を開始する。
最後の岩場は登りと同じルートをとることにした。
降りる際、ロープをチェックすると傷んで切れそうになっている箇所があった。
他にもロープ全体が劣化しているように見え、力を加えれば切れてしまうことも予想された。
もちろん、下山時もロープに触れること無く岩を手がかりとして慎重に下りた。

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山頂の岩頭部を撮影する。
いつ落石が起きてもおかしくない状態なので、岩頭部を回りこむ前からヘルメットを着用した方が良いと思われた。

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岩場の下を通る際は非常に危険。
立ち止まること無く速やかに通過する。

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山陰にはまだ雪が残っていた。

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0920 第二見晴台

山頂から第二展望台手前までは落石の危険があるので早いペースで尚且つ慎重に歩く。
第二見晴台にたどり着くとようやくホッと一息つくことが出来る。

0940 見晴台(7合目)

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見晴台を過ぎると再び長いロープ場にやって来た。
下山時は左手の下り専用のルートをとる。

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地面はある程度乾いていたが、非常に滑りやすかった。
ロープや草木の根元を掴んで慎重に降りる。

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1005 5合目

急な下りのため、少し膝と足首に疲労が溜まる。

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前方が開けてきた。
登山口近くの沢に出た。

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1045 恵庭岳登山口

手前の登山ポストでノートに下山時刻を書き入れて登山口まで下りてきた。

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登山口付近の道路脇には自動車が列をなして停められていた。
下山時に多くの人とすれ違ったが、それらの人達が乗ってきた車なのだろう。

1100 幌見内駐車場 着

国道に出ると歩道を歩く。
連続して次にイチャンコッペ山に登りたいところだが、水の補給と丁度良い昼ごはんのタイミングだったので、一旦駐車場まで戻ることにした。
駐車場に戻ると恵庭岳登山口周辺と同様に多くの車が停められていた。

所見

風不死岳~樽前山縦走登山から一日休養したので、万全な体調で登山に望むことが出来た。
前回の登山の時と同様に気温がそれほど高くない割には湿度が高いので汗をかいてしまい水の消費量が多かった。
北海道の山での生水はエキノコックスに汚染されている恐れがあるので煮沸する必要がある。
水の消費が多ければ、それだけ燃料も多く必要となる。今後の縦走時には水、燃料共に十分な量が必要だ。
第二見晴台より先、山頂岩頭部分の登り降りは岩が脆く落石の危険があるので十分な注意が必要だ。
ヘルメットを着用したいところではあったが、生憎今回北海道には持ってこなかったので、止む無く帽子のままで歩くことになった。次回は気を付けたい。
常に単独の登山なので万が一怪我をすれば自力下山が厳しい状況となる。リスクの判断は慎重に行って行きたい。

装備

20Lザック、ウエストバッグ、登山靴、登山用厚手靴下、ユニクロ速乾性ボクサーブリーフ、ユニクロ速乾性Tシャツ、登山用伸縮ズボン、長袖シャツ、ウインドブレーカー、マフラータオル、カッパ上下(モンベルストームハンター)、帽子、熊よけベル、熊撃退スプレー、剣先ナタ、ダブルストック、スマホ、デジカメ、ヘッドランプ、ライター、火打石、コンパス、25000分の1地形図、登山地図、笛×2、折りたたみナイフ、財布、トイレットペーパー、プラティパス2Lハイドレーション、タッパ、チタンフォーク

水・食料

水  2L 残1L
食料 玄米ご飯、カロリーメイト2袋、魚肉ソーセージ1本 消費せず

山行ブログ記事
恵庭岳とイチャンコッペ山(2015.6.14)

以上