富良野岳

富良野岳(1911.9m)
登山日 2015年6月28日

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登山ルート

原始ヶ原登山口~富良野岳~原始ヶ原登山口

富良野岳

ルート全体図

富良野岳西側

林間コース詳細図

富良野岳断面図

距離     13.0km
累積標高 1220.6km

まえがき

芦別岳の次は十勝岳に登ろうと決めていたが、晴れ間の期間が短く雨が降ったり止んだりしているような状態だった。
登山疲れもあるので原始ヶ原の奥にある五反沼まで往復することにした。
ところが富良野岳分岐まで歩いてみると下が泥濘んでいて登山靴だと浸水の恐れがあった。
そこで急遽予定を変更し富良野岳を登ることにした。

登山概要

0300 起床

朝起きるとほとんど雨が上がりかけであった。
天気予報では天気は回復傾向とのことだったので、予定通り原始ヶ原へ向かうことにした。

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原始ヶ原登山口に至る布札別林道入口
道道253号線から山手側に上る。入り口には看板があるので見落とさないようにする。

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布札別林道は走りやすいフラットダート

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0600 富良野岳登山口着

林道終点は広場になっている。
所々凸凹や大きな石があるので駐車する際は注意が必要。
邪魔にならない端の方に車を停めておく。
到着した際はまだ小雨が降っていたのでしばらく車の中で様子を見ることにした。
待つこと数十分、時間を空けて車が2台入ってきた。
どちらも富良野岳に登るようだ。
雨は上がったので登山の準備をすることにした。

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広場は未舗装のまま、仮設トイレ2つあり。
水は付近の沢や川で汲むことになる。(要煮沸)

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ニングルの森管理棟
玄関には入ることが出来たが、奥の扉は施錠されていた。
宿泊するには事前の申し込みが必要らしい。詳しくは富良野市へ。

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0655 登山口 発

荷物を車の外に出しながら、外でパッキングをする。
雨は止んだが風は強いままとなっている。
原始ヶ原往復とはいえ、下山後のこともあるので早めに出発することにした。

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登山口に張られたチェーン
登山ポストのノートに必要事項を記入していよいよ出発する。

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0658 林間、滝コース分岐

歩いてほんの僅かな距離にコースの分岐がある。
滝コースは橋が崩壊しているため通行禁止となっている。
雨による川の増水が予想されたので迷わず林間コースを選ぶ。

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フラットな林間コースを行く。
笹薮は刈られているため歩きやすい。

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クマの糞発見
分岐からしばらく歩くと登山道上に点々とクマの糞が落ちていた。
糞一つが小さい。
一頭が脱糞しながら歩いたのか。

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糞は濃い緑色。繊維質が多く笹の子を食べているようだ。

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0715 林間、滝コース連絡道分岐

昭文社の登山地図にはないが、国土地理院の25000分の1の地形図には連絡道の表示がある。
この分岐では滝コース方面の通行禁止とする張り紙はない。
連絡道より手前側の橋が崩壊しているのか。(未確認)

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0720 天使の泉

岩の隙間から水が出ている。不思議な水場。
出た水は岩の隙間に吸い込まれてどこかに流れている。
水音がするが水は見当たらない。地面に落ちていた看板を見てここが水場だと分かる。

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岩の隙間から流れ出る水
湧き水かただの沢水か判別出来なかったが、コップがあったので掬ってそのまま生水を飲んだ。
冷たすぎず温すぎず適度な温度でまろやかな口当たりだった。

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天使の泉からしばらく歩くと再びクマの糞を発見する。
今度の糞は少し弛め。フキでも食べているのだろうか。
登山者が誤って踏みつけている。

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0735 広原の滝

地図にはないが布部川に注ぐ三の沢の滝がある。
大きな水音がし出してしばらく歩くと滝が見えてきた。

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0740 三の沢

25000分の1の地形図には富良野岳分岐手前の沢に三の沢と表示されている。
水量はそれほど多くなく、川幅は狭い。
岩伝いに渡渉する。

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0750 富良野岳分岐

三の沢を渡って緩やか登りを行くと直ぐに富良野岳分岐となる。
分岐手前から登山道が泥濘んできた。

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原始ヶ原の湿地帯
予定では富良野岳分岐からは原始ヶ原の奥にある五反沼往復だった。
原始ヶ原の登山道は所々ピンクテープが付いているのみで判然としない。
さらに所々泥濘んでいて足を取られてしまう。
予定を変更して富良野岳に登ることにした。

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富良野岳方面の道はピンクテープがあって踏み跡もある。
富良野岳の方向に歩いてゆく。
あちこちに高山植物が咲いている。
なるべく踏まないように奥へと進む。

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湿地帯で見掛けたミズバショウ

20150628-084531-0-furanodake徐々に登って湿地帯から離れてゆく。
次から次へと現れる泥濘に足を嵌めないように気をつける。
泥濘が酷くいつの間にか靴が泥まみれとなる。

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湿地帯を抜けると今度は残雪が現れた。
登山道上に残る雪を蹴りながら徐々に上げてゆく。

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登山道を振り返る。
残雪を抜けて一息付いているところ。
奥に見えるのはトウヤスベ山か。

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砂礫帯の急登
足が滑って踏ん張りが利かない。
ずり落ちる足を何度も上げて少しずつ高度を稼ぐ。

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前富良野岳
稜線沿いに薄っすらと踏み跡が見える。
初めは見上げるような前富良野岳であったが、今では山頂と同じ高さか。

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ハイマツ帯は所々登山道にハイマツが覆いかぶさっている。
悪天候時は道迷いに注意が必要。

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ハクサンコザクラ

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雲海とお花畑

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山頂まであと僅か。
山頂は右奥となる。

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1000 富良野岳山頂

湿地帯を抜けると本格的な登りとなる。
所々にある残雪を越えて登ってゆく。
砂礫帯の登りは体がずり落ちてしまうのでなかなか上がれない。
しかしそこをじっと堪えて登っていると傾斜が緩くなり山頂も目前となる。
山頂に到着すると早めの昼食とする。
タッパに詰めた玄米ご飯を咀嚼して飲み込む。
次第に体力が回復してゆく。

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十勝岳方面
地肌が剥き出しとなった荒々しい崖が見える。

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十勝岳温泉

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原始ヶ原方面を見下ろす。

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湿地帯端の五反沼と思われる沼をズームで撮影

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富良野市街方面

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名残惜しいが山頂を後にする。
お花畑の中を緩やかに下ってゆく。

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チングルマ

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ハイマツ帯を急降下する。
ハイマツの枝に足を取られないように注意する。

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再びやって来た湿地帯
乾いた登山靴が再び湿気を含む。

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原始ヶ原 富良野岳分岐手前
似たような地形が続くので視界不良時の下山時は要注意

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1155 富良野岳分岐

湿地帯は似たような地形なので現在地を確認しづらい。
それでも帰り道は歩くべき方向が分かるので歩きやすい。
所々にある泥濘に足を取られそうになりながらも何とかクリアする。
長靴を履いて登山しいている人と出会っていろいろと話を伺った。
足の踏ん張りが利かないので普通の登山道は歩きにくいが、湿地帯ではそれほど足元に気を遣わなくても良いので歩きやすい。
慣れてしまえば長靴でも問題ない、とのことだった。

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1205 三の沢

渡渉中に上流方向を撮影する。
苔むした岩で辺り一面が緑色となっている。

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1245 登山口 着

三の沢を渡ればあとはフラットで歩きやすい道となる。
下りのダメージはほとんど無かったのでペースが上がる。
ゴツゴツとした岩場は少なく、砂礫帯や湿地帯が多くて足に負担がかからなったようだ。
忘れずに登山ポストのノートに記帳して無事に登山終了となった。

所見

今回の登山は当初原始ヶ原往復ということだったが、途中で予定を変更した。
湿地帯が泥濘んでいて歩きにくくコースが判然としないことが主な理由であるが、日曜日なのに登山者が少なく静かでクマが出てきそうな雰囲気であったこともある。
天気の様子を見るといいながら結局は他の登山者を待っていただけに過ぎない。
こんな他人に頼った登山でいいはずがない。
他人のトレースを期待出来る人気の山域を選んで冬山登山をするようなものだ。
こんな事では将来が思いやられる。
こんなものは登山ではない。
他人は考慮に入れず、自分のみ力で登山を行わねばならない。
一体こんな登山をいつまで続けるつもりなのか。
ヒグマが怖いのは誰でも同じだ。
その怖さを乗り越えて山に入って行かなければならない。
もっとクマのことを知り、自分のことも知る。
そうすれば自分本位の登山が出来るに違いない。

装備

20Lザック、ウエストバッグ、登山靴、登山用厚手靴下、ユニクロ速乾性ボクサーブリーフ、ユニクロ速乾性Tシャツ、登山用ズボン、長袖シャツ、ウインドブレーカー、マフラータオル、カッパ上下(モンベルストームハンター)、帽子、熊よけベル、熊よけ鈴、熊撃退スプレー、剣先ナタ、ダブルストック、スマホ、デジカメ、ヘッドランプ、ライター、火打石、コンパス、25000分の1地形図、笛×2、折りたたみナイフ、財布、トイレットペーパー、プラティパス2Lハイドレーション、タッパ、チタンフォーク

水・食料

水  2L 残1L
食料 玄米ご飯、カロリーメイト4袋
玄米ご飯のみ消費

山行ブログ記事 富良野岳(2015.6.28)

以上