ジムニーのタイヤ交換とローテーション

こんにちは。からあげです。

今日はジムニーのタイヤ交換とタイヤローテーションについてお届けしよう。

ジムニーといえば、本格四駆として老若男女に大人気の軽自動車だ。
車に乗って山の中へ走りたくなってくる。
舗装路はそれほどでもないが、未舗装の林道などは危険がいっぱいだ。
路面の摩擦係数が低いためにブレーキが効きにくいし、道幅が狭く草木が茂っていて見通しも悪い。
さらにはパンクの危険がある。

尖った石の角が当たるとタイヤが簡単にパンクすることがある。
以前、落石がたくさん落ちている舗装道路を走行中、尖った石を踏みつけてしまい、タイヤサイドが裂けてしまったことがあった。
比較的タイヤ溝あって新しいタイヤだったが、タイヤサイドに大穴が空いてしまって修理不能となってしまった。
こうなったらタイヤを変えるしか自走する術はない。

幸い、テンパータイヤを積んでいる車だったので事なきを得た。
レッカー車に救援を頼むことになったら、多額の費用がかかってしまう。
携帯電話が繋がらない山奥の場合は、歩いて圏内まで脱出しなければならなくて手間が増える。

四駆に乗って山に入らなくとも、家の近所で車を走らせていてもタイヤがいつパンクしてしまうかも分からない。
道路上には釘やガラスなどが落ちている。
2016年北海道に行った時、タイヤに刺さっていた釘が知らぬ間に抜けて徐々に空気漏れを起こすことがあった。
この時は、旅の終盤だったので、スペアタイヤと交換して戻ってからパンク修理を行った。

不意のパンクに備えて、自分でタイヤ交換できるようになっておきたい。
それには日頃から自分の車は自分でメンテナンスしておく必要がある。
タイヤ交換をするいい機会は、タイヤのローテーション時となる。
タイヤの片減りを防いで寿命を伸ばすため、およそ5,000km毎にタイヤの位置を移動させる。
これがローテーションの意義。
定期的にやっておけば、不意のパンクも怖くないし、飛躍的にタイヤの寿命が伸びるのだ!
さらに手間を掛けるとジムニーに愛着が湧いてきて、しっかりとメンテナンスしたくなるという好循環が生まれる。

タイヤローテーションのパターン

タイヤローテーションのパターンは全部で5種類。
スペアタイヤをローテーションに組み込むと5本で回すことになるので、タイヤの寿命が延びる。
スペアタイヤを固定してしまうと、カバーをしていてもタイヤの劣化を避けられないし、タイヤ交換した際に他のタイヤと残り溝が違ってくるので、走行に支障が出ないとも限らない。
ここは是非ともスペアタイヤを含めた5本でローテーションをすることをオススメする。

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ジムニーの純正タイヤは回転方向の指定のない BRIDGESTONE DUELER H/T となっている。
舗装路走行を重視したタイヤで、バランスに優れて耐久性がある。

スペアタイヤをローテーションに入れるとき

回転方向の指定がないタイヤ

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回転方向の指定があるタイヤ

スペアタイヤが右回転指定のタイヤ

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スペアタイヤが左回転指定のタイヤ

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スペアタイヤをローテーションに入れないとき

回転方向指定のないタイヤ

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回転方向指定のあるタイヤ

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必要な道具

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タイヤ止め
手袋
車載ジャッキ
ジャッキハンドル
ホイールレンチ
エアゲージ
空気入れ
ウエス

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これは私が長年使用している自転車用の空気入れ。
普段から車に積んでいて、いつでも取り出せるようにしている。
積載場所は、ルーフに設けてある特製網棚の上。

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車のタイヤのエアバルブは米式バルブ。
以前、米式バルブの自転車に乗っていた時に購入したもの。
今は自転車に乗っていないので、タイヤの空気圧の調整時に使うだけ。

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自転車の空気入れでも、自動車のタイヤに空気を入れられるのは、空気室があるため。
ここに空気を溜めて圧を上げるので、手動でも楽に空気を入れることができる。
中に逆止弁があるので、力を抜いても空気入れのハンドルが戻ることはない。

電動のコンプレッサーもあるが、メンテナンスが大変なので、構造が単純な自転車用の空気入れを愛用している。
もうかれこれ20年ほど使用しているが、まだまだ壊れる気がしない。
定期的に分解してOリングやパッキンにシリコングリスを塗布している。

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エアゲージ

50kPa~350kPaまで計測可能。
ゲージの先をエアバルブに当てると針が動くので数値を読み取る。
エアバルブからゲージを外しても針は戻らないので、手元でしっかりと確認できる。
数値を読み取ったらボタンを押してゲージの中の空気を開放する。

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ジムニーの規定空気圧は、フロント160kPa、リア180kPaとなっている。
運転席側のドアを開けたところに空気圧を表示したラベルが貼られている。

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ラベルの貼り付け位置。
空気圧を調整する前に確認しておく。

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タイヤ空気圧のラベル

作業の流れ

では作業の流れを説明しよう。
一つずつタイヤ交換をしながらローテーションを行ってゆく。
基本はタイヤ交換だ。

ここでは実際に私が行っている、スペアタイヤをローテーションに含める、回転方向の指定なしの場合で説明を行ってゆく。

車をフラットな場所に止め、オートマ車の場合はP、マニュアル車の場合は、1速かRにギヤを入れて、サイドブレーキをしっかりと引く。

作業がやりやすいようにフラットな場所に車を停める。
オートマの場合は、セレクトレバーをP、マニュアル車の場合は、1速かRに入れて、サイドブレーキをしっかり引く。
しっかりと車を停めることは、安全に作業を行う上で非常に重要。

車をなるべく傾斜のない平坦で地面が硬い場所に停める。
傾斜があると車が動き出すおそれがあって非常に危険。
さらにジャッキが沈まないように下が硬いコンクリートやアスファルと舗装の上が良い。
やむを得ず地面が土の上で行う場合は、ジャッキが沈まないように下に丈夫な板をかます。

不意のパンクだと、作業場所を選べないので、できる限りの安全な場所に車を停めて作業を行う。
ジャッキの下にかます板は、車に積んでおいた方がよい。

スペアタイヤを取り外し、車体の下に入れておく

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ジムニーの車載工具は、一番後のフロアボード下に格納されている。
標準装備の車載ジャッキ、ホイールレンチの他に革手袋、三角停止板、タイヤ止めを入れている。

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フロアボード裏側にジャッキハンドルが取り付けられている。

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三角停止板

道路上でタイヤ交換する場合は安全のため、車の後方に設置するようにしたい。

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夏タイヤには社外のアルミホイール、純正のスチールホイールにはスタッドレスタイヤを装着している。
好きな時に自分でタイヤを交換するためだ。
それに何度も付け外ししているとタイヤが傷んでしまう。

純正の取り付け金具にはアルミホイールは付かないので、社外品のスペアタイヤ取り付け金具に交換している。

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近年のモデルは、スペアタイヤカバーやアンダーカバーが装着されているので、取り外しに余計な手間がかかる。
邪魔だったので、新車購入後すぐに取り外して処分した。

スペアタイヤを取り付け、取り外す際は、リアゲートを閉めた状態で行う。
ゲート開放状態で行うと、ゲートの蝶番部分に余計な負担がかかってしまうため。

ホイールナットは左回しで緩める。
スペアタイヤは3つのナットで固定されている。

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外したスペアタイヤは、交換するタイヤ近くの車体の下に置いておく。
万が一ジャッキが外れた場合に体を挟まないため、車を傷つけないため、ジャッキアップする隙間を確保するためだ。

タイヤの外観をチェック

タイヤを取り付ける前にタイヤの外観をチェックしておく。
始めスペアタイヤを外して車体の下に置く前にチェックを行っておくと安全かつスムーズにタイヤ交換を行える。
タイヤを外している不安定な状態は、なるべく短時間となるようにしたい。

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タイヤ外観のチェックは欠かせない。
ヒビがないか、釘が刺さっていないか、

タイヤ溝の残りはあるかなど。
特にタイヤサイドの内側は外した時でないとしっかり確認できないので、きっちりと行っておく。

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タイヤサイドにはウエアインジケーターと呼ばれる目印が付いている。

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インジケーター位置のタイヤ溝が繋がってしまったら、タイヤ交換の時期となる。
私のタイヤの溝は4mm弱。あともう少しは保ってくれるだろう。

タイヤ止めを設置する

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これが私が使用しているタイヤ止め。
コンパクトに折りたたみできるタイプ。
自宅で作業する場合は、より安全性の高いゴム製のものが良いだろう。

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外すタイヤの対角線の位置にあるタイヤの前後に設置する。
動かないようにしっかりとタイヤに押し付ける。

タイヤの取り付けナットを緩める。

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ジャッキアップ前のタイヤが接地している状態でホイールナットを緩めておく。
この時、ナットを緩めすぎない。
ホイールレンチで軽く回せるようにしておけばいい。
(ジャッキアップした状態で、力を掛けると車体が傾いてジャッキが外れるおそれがあるため。)
ナットを緩める方向は左回し(反時計回り)

ジャッキアップする。

ジャッキアップポイント

車載ジャッキの取り付け位置は、サスペンションアームのボス部。

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フロント位置

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フロント位置のズーム

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リヤの位置

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リヤの位置のズーム

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ジャッキ上面の穴にボス部をはめ込む。
この穴にポッチをはめ込めば、ジャッキがずれることはない。

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ジャッキを広げて取り付けたところ。
ジャッキの向きはサスペンションアームと斜めとなるようにするとホイールレンチを回しやすい。

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ジャッキは右方向に回すと広がり、左方向に回すと狭くなる。

車体を軽く浮かせるまでは、ジャッキハンドルを使った方が早い。
ただし、ジャッキハンドルは強度がないので、力を加えて無理に回そうとすると歪んでしまう。
途中でジャッキハンドルからホイールレンチに付け替えて回す。
フロント側は特に重量があるので、早めにホイールレンチに変えておく。

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ジャッキンハンドルからホイールレンチに付け替えた。
ある程度上がるまでは、レンチの柄が地面や車体に当たりやすいので、回すのに手間がかかる。

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頑張ってレンチを回して地面からタイヤが浮いたところ。

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2,3cmタイヤが浮いた状態。
ある程度隙間がないとスムーズにタイヤ交換が行えない。
かといって上げすぎても危険だし、余計な手間が掛かる。

タイヤを取り外してタイヤを交換する

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ホイールナット5個を外してリア側のタイヤを取り外したところ。
タイヤを外したら下に置いたタイヤと交換して取り付ける。
外したタイヤは、外観チェックを行った後に車体の下に置いておく。

タイヤを外した状態の時は、危険なので絶対に車体に挟まれる位置に立たずに体をかわしておく。

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タイヤを外したらタイヤ取付面とハブボルトをチェックしておく。
ついでにウエスで拭いてキレイにする。

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フロントタイヤを取り外したところ。

特にフロント側は重たいので、大きな力を掛けてバランスを崩さないように注意が必要。

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私の場合、マッドガードを取り付けてあるので、フロント側の作業がやりにくい。
プラスビス1個とプラスチックビス2個だけなので外すのは簡単だが、面倒なのでそのまま作業を行っている。
ホイールレンチの柄が当たってしまうので、柄を適宜動かしながらジャッキアップする。

ジャッキにレンチを掛けたままだと危険なので、ジャッキアップが完了した時は必ず取り外す。
ナットの取り外しに別の工具を使っている場合は注意が必要だ。
車載のホイールレンチを使う場合だと意識しなくてもよい。

タイヤを取り付けて仮締めする

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アルミホイールのナット取り付け部はテーパーとなっている。

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純正のホイールナットの外観。
ホイールとの当たり面はテーパー状となっている。
このようにするのは接触面を増やして緩みにくくするため。

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ナットを付けて手締めする。
その後軽くホイールレンチで締め付ける。
仮締めの時もあとで説明する締め付け順序に従って行う。
ジャッキアップした状態で本締めしてはいけない。
大きな力が掛かるとバランスを崩してジャッキが外れる危険がある。

ジャッキダウンしてジャッキを取り外す

タイヤが斜めになっている状態でジャッキダウンするとホイールやハブボルトを傷めるおそれがある。
しっかりとタイヤを取り付けておく。

ホイールの取り付けナットを本締めする

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ジャッキを取り外してタイヤが接地している状態で、2,3回に分けて本締めを行う。
ナットを締める順番は、写真の通り。
番号を振ってあるのは、1を始めに締めた場合。
星型になるように順番に締めてゆく。
一気に締めずに、数回に分けて締める。

ナットの締める順番があるのは、片締めをしないためだ。
偏った締め方をすると、締め付けが緩いナットが緩んでくる場合がある。

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ホイールナットの締め付けトルクは、100N・m(1020kgf・cm)

トルクレンチはなくても作業は行える。
私は緩まない程度にしっかりと締めている。
これはあくまでも個人の感覚なので、自分で作業をやって体で覚えるしかない。

プロの整備士がホイールナットを締め付ける場合は、トルクレンチでしっかりと締めているので、緩める時に硬さを覚えておくと締め付け時の参考になる。

あとは締め付けトルクをコントロールしやすいように、レンチを引いて締めるようにしている。
押して締める方向だと力にばらつきが出てやりにくい。
何度も作業をしていると、適度な締めつけが体で分かるようになる。

以下同様にローテーションを行う。

タイヤの位置を間違わないようにする。
回転方向指定のあるタイヤは注意が必要。

空気圧の点検

ローテーションの作業が終わったら、スペアタイヤを取り付ける前に空気圧の点検を行う。
スペアタイヤは取り付けた状態だと空気が入れにくい。
空気圧を計測して、必要な空気の量を調べる。

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エアバルブのようす

まだキャップが付いたままの状態。

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キャップを外したところ。
エアゲージを当てて空気圧を点検する。

ジムニー規定空気圧

フロント160kPa  リア180kPa

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規定空気圧は、運転席ドアを開けたところに表示してある。

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エアゲージを当てて空気圧を計測しているところ。

フロントとリアの空気圧が違うので、空気を入れたり抜いたりする必要がある。
特にフロントからリヤに付け替えた場合、空気を入れる必要があるため手間が掛かる。
私の自転車の空気入れの場合、1回のポンピングに付き、空気圧が1kPaほど高くなる。

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リアからフロントに付け替える場合は、空気圧が高くなるので空気を抜くことになる。
バルブの中央部分のポッチを押すと空気が抜ける仕組み。
バルブキャップがスチール製なので、キャップの角で押して空気を抜いている。
あとで空気を入れないで済むように、こまめに空気圧を測りながら少しずつ空気を抜いてゆく。

私の場合、規定の空気圧より5kPa高めにしている。
タイヤの空気は、自然と少しずつ抜けてゆくもなので。
スペアタイヤの空気圧は、フロント側の規定圧に設定している。
交換が必要な時に空気を入れないで済むように空気圧が高いリア側に合わせるほうがいいだろうが、使わないタイヤにたくさんの空気を入れておくのはタイヤに悪い気がする。
それで少し圧を落としてフロント側に合わせている。

全てのタイヤの空気圧の調整が終わったところで、再度ホイールナットの締め忘れがないか点検して、良ければ作業終了となる。

注意点とその後のチェック

取扱説明書に作業要領が書いてあるので、熟読して作業の流れを覚えておく。
ジャッキアップは慣れないと危険なので、車体に挟まれないように注意して作業を行う。

ケガをしないようにできるだけ皮手袋の使用をおすすめ。
軍手だと滑りやすい。ホームセンターに行けば、300円くらいで売っている。

タイヤローテーションを行ってある程度走行したあとで、ホイールナットが緩んでいないか、レンチを当ててチェックしておく。

まとめ

各部の点検を行いながらのタイヤローテーションだと約1時間かかる。
タイヤ1個の重量は結構あって、作業を終えると心地よい疲労感に包まれる。
タイヤが汚れていると服が汚れたりするので、作業用の長袖シャツを車に積んでおくとよい。
私の場合は普段から汚れても良い服装をしているので、全然気にすることはない。
ホイールナット締め付けの途中で休憩をすると、ついうっかりナットを締め忘れてしまうおそれがあるので注意を要する。

タイヤ交換は簡単な作業だが、慣れないと手間どるので、普段からタイヤローテーションの作業で慣れておきたい。
不意のパンクだと慌てることがある。
頭では知っていても実際にやるとなると自分のイメージ通りにできないことが多々ある。
何でも業者に任せていると、車のコンディションをきっちり把握できない。
それに高い料金を支払わねばならない。
面倒がらずに自分でおこう。

そうすれば、よりジムニーに愛着が湧いてきて、唯一無二の相棒となってくれることだろう。

おわり

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