霞沢岳 島々から上高地へ

霞沢岳

霞沢岳(かすみざわだけ)
日本200名山
標高 2,645.6m

登山日
2012年9月6日~7日(1泊2日)

登山ルート

一日目
島々~二俣~徳本峠(テント泊)

二日目
徳本峠~霞沢岳~徳本峠~上高地

行動時間 16時間25分(休憩時間を含む)
歩行距離 31.6km

こんにちは。
今回は、趣向を変えて少し渋めのルートにしようと思い、以前から気になっていた島々から徳本峠を越えて上高地に入ることに決定した。
そして今回も軽量化登山の一環としてツエルト泊にすることにした。

山行概要


9月5日(登山前日)

23:00 自宅出発

掃除洗濯を済ませ、登山道具を車に積み込み仮眠をする。
夜が更けて自宅横にある国道の交通量が減ったのを確認して出発する。


9月6日(一日目)

04:00 島々着

安曇支所前の交差点

安曇支所前の交差点

途中、高速のPAに寄り、定番のトン汁定食を食べる。
値段と栄養のバランスが取れていると思われる定食だからだ。
揚げ物だと胃もたれを起こすのであまり食べない。
予定より若干遅く松本市役所の安曇支所に到着する。
駐車場の片隅に車を泊めて直ぐに仮眠した。

松本市安曇支所

松本市安曇支所

06:10 出発

起きると、大雨となっていた。
駐車場の隅にトイレがあるので、用を足し、車を支所の玄関前に移動して準備をする。
朝食は作らず、ウイダーインゼリーで済まして出発する。

徳本峠入口方面 

徳本峠入口方面

入口の看板

入口の看板

林道入口の駐車場

林道入口の駐車場

変電所 

変電所

支所からは派出所の方に進むと徳本峠入口の看板がある。
看板の所で左折し、島々谷川の右岸沿いに登って行く。
するとすぐに広い駐車場に着く。この駐車場の奥は開閉可能なゲートがされているが、渓流釣りをしないのなら、ここで停めておいた方無難だろう。
ただし、この駐車場は民家から離れており、しかも街灯がなく車上荒らしの恐れがあるので、歩くのが面倒でも支所の駐車場に停めておくのがベターであると思う。

二股への林道

二股への林道

砂防ダム

砂防ダム

林道ゲート

林道ゲート

折口信夫の歌碑

折口信夫の歌碑

林道分岐(左へ)

林道分岐(左へ進む)

二俣付近

二俣付近

07:50 二俣着 

駐車場を抜けて島々谷林道を進む。未舗装だが、整備されているので歩きやすい。
途中、大きな砂防ダムを過ぎると、頑丈なゲートがある。ゲートは施錠されているので、関係者以外は通れない。ゲートの手前に車2台程度の駐車スペースがある。
しばらく進むと林道の分岐点になり、ここを左折し進むと二俣である。

二俣公衆便所

二俣公衆便所

登山口手前の広場

登山口手前の広場

二俣には砂防ダムの施設や公衆便所がある。便所は最近建てられたようでカードリッジタイプの綺麗な汲み取り式だ。
広場にはベンチも設置されているので休憩するのに良い場所だ。

秀綱夫人遭難の碑

秀綱夫人遭難の碑

登山道に入る

登山道に入る

崩落した道

崩落した道

二俣と岩魚留小屋の中間点

二俣と岩魚留小屋の中間点

苔むした登山道 

苔むした登山道

緑豊かな清流

緑豊かな清流

岩魚留小屋

岩魚留小屋

09:50 岩魚留小屋着

二俣を過ぎるといよいよ登山道となる。通行量が少ないせいか、コケが生えているので大変滑りやすい。
登山道に入ってからも雨が降ったり止んだりしているので、地面が濡れていてさらに滑りやすくなっている。
木道や橋も非常に滑りやすい。橋は特に氷の上を歩いているような箇所があって、四つん這いになって通過しなけばならないところがあった。
また、登山道が崩れていたり、道幅が狭く一歩踏み外すと谷底に転落して大怪我するような箇所もあったので、注意が必要だ。
登山靴に麻縄を巻くのが有効かもしれない。一見歩きやすい道だが、横着して大股に歩くと突然滑ったりする。

途中、二俣と岩魚留小屋の中間地点にベンチが設置されている休憩ポイントがある。大人数のパーティーだとまとまって休むスペースがないので、ここで休むといいかもしれない。

岩魚留小屋

岩魚留小屋

小屋手前橋付近のテント場

小屋手前橋付近のテント場

小屋隣のテント場

小屋隣のテント場

岩魚留小屋(いわなどめごや)は、無人ですでに営業していないが、軒先で雨宿りできる。
付近のテント場は、小屋前の橋付近の河原に2張りほど、小屋を過ぎた広場に10張りほどのスペースがある。
水は、前の川から汲むか、少し歩いて近くの支流から汲むことになる。
小屋のトイレは使用不可。

??? 

???

徳本峠小屋

徳本峠小屋

12:20 徳本(とくごう)峠着

小屋を過ぎてさらに川沿いを進み、川から離れ右側に大きく折れると峠沢に出る。
雨の影響で水が多少濁っていたが、小屋に水場がないので容器いっぱいに水を汲む。
傾斜がきつくなり九十九折の坂を登りきると徳本峠に到着する。

今晩のねぐら

今晩のねぐら

穂高方面

穂高方面

水場 

水場

早めの到着だったので、小屋一番乗りのようだ。
小屋でテントの受付を済ませ、ツエルトを設営する。
テントサイトは、ほぼフラットに整地されており、小石なども除けられているので快適に寝ることができる。
ただし、石が少ないので、遅い到着の場合はペグダウンする必要がある。
小屋水場はないので、1リットル200円で買うか、明神方面に10分ほど下った場所で水を汲むことになる。
トイレは、小屋の外側に宿泊客と兼用のカードリッジ式トイレを使用する。

遅い昼食を済ませると、やることがない。小屋で水を買うのも情けないと思い、往復30分ほど掛けて水を汲んできた。
少し疲れたので、昼寝をしていると荷揚げのヘリコプターの爆音で目が覚めたので、夕食を摂り暗くなる前に寝ることにした。

9月7日(二日目)

02:00 起床

昨日は日の入り前に寝たので目覚まし時計に頼ることなく自力で起きられた。
早速朝食を済ませ、霞沢岳ピストンの荷物をパッキングする。

02:45 出発

隣に一張りのテントがあるので夜逃げするように、こっそりと出発する。まだ山は静まり返っている。
ヘッドライトが照らす明かりを頼りに登山道を進む。雨は上がっているが、昨日の雨の影響で道がぬかるんでいる。

ジャンクションピーク

ジャンクションピーク

03:30 ジャンクションピーク

登山道の脇に「ジャンクション」と書かれた看板が転がっていたので、ジャンクションピークに到着したことになるが、ピークではない。看板が移動しているようだ。

P4

P4

04:25 P4着

地図上にはP4の表示はない。立木に「P4」と書かれているのみ。
樹林帯のアップダウンを進むが、足元がぬかるみ歩きにくい。
途中の道標は、立木にペンキマークやテープのみであるが、一本道なので道に迷うことはない。

K1

K1

05:25 K1ピーク着

K1ピークへの登りは急でしかも足元が悪い。雨天時には登り下りともにスリップに注意したほうがいい。
ほとんど直登の斜面を上り詰めるとK1ピークに着く。

K2

K2

05:45 K2ピーク着

K1ピークを過ぎるとやっと視界が開け尾根歩きを楽しむ事が出来る。しかしこの楽しみもほんの束の間となる。

焼岳

焼岳

霞沢岳

霞沢岳

霞沢岳頂上 

霞沢岳頂上

乗鞍岳方面

乗鞍岳方面

穂高方面

穂高方面

06:10 霞沢岳山頂着

山頂はそんなに広くない。看板と三角点の杭があるだけだ。ここからの穂高の眺めが素晴らしい。
ここでカロリーメイトとリッツをむしゃむしゃと食べ体力を回復する。

K2、K1ピークを望む

K2、K1ピークを望む

六百山方面

六百山方面

上高地方面

上高地方面

崩落地

崩落地

湿地帯

湿地帯

ジャンクションピーク→

ジャンクションピーク→

09:15 徳本峠着

下りも厄介であった。道はぬかるんでいるのでピッチを上げると転倒の危険がある。
ここは逸る気を落ち着かせてゆっくりと下る。
途中、霞沢岳に登る多くの登山者とすれ違う。
みんな小屋泊まりの人だ。早いですねと声を掛けらるが、返す言葉がないので、ちわーっすと返事をするのみ。
徳本峠に帰ると、早速、濡れた合羽やザックカバーや衣類を干す。
その間に、小腹が空いたので、餅入りラーメンを作って食べる。そして15分ほど横になってからツエルトの撤収をする。

撤収後

撤収後

最後の水場

最後の水場

明神へ下る

明神へ下る

徳本峠分岐

徳本峠分岐

11:30 徳本峠分岐着

上高地方面へ下ると、昨日の水場で水を補給する。ここを過ぎると、すぐに最後の水場とある水場に到着する。
広いスペースにベンチがあって、先ほどの水場よりもこちらのほうが水量があって水を汲みやすい。
沢筋に下山していると2月末の記憶が蘇る。あんなに苦労して登った斜面も夏道だととても緩やかだ。
今度は冬期霞沢岳に登ることに決める。

明神館

明神館

明神岳

明神岳

岳沢

岳沢

小梨平

小梨平

12:10 小梨平着

分岐から遊歩道に出ると次第に人が増えてくる。しかし、夏休み時期のような混雑はない。
小梨平に着くと梓川沿いのベンチに座り昼食にする。余ったピーナッツとリッツを貪り食べる。
そして登山靴を脱ぎゴロンと寝転がりしばしの休憩。

河童橋

河童橋

上高地バスターミナル

上高地バスターミナル

13:00 バスターミナル着

小梨平から真っ直ぐバスターミナルに向かう。天気が良いので散歩しようかなと思うが、それはまたの機会に取っておくことにした。前回から半年ほどしか経っていないのでなんの感慨もない。
家に帰り着くまでが登山だと肝に銘じ、帰りの運転に備え体力の消耗を抑えることにする。

感想

二俣から峠沢までの道がスリップしやすい。これに尽きる。
まだまだ歩き方がなっていないようだ。
いかにスリップせずにしかも無駄なく速く歩くか。的確なフラット歩行が求められるのか。今後の課題が一つ増えた。
荷物の軽量化も慣れてきて極力無駄な物を持たない癖が付いてきたと思う。
次回の長期の山行でとりあえずの軽量化第一ステージを終了したいと思う。

おわり