四国遍路その1 1番霊山寺から12番焼山寺

四国野宿遍路の旅
2014年11月11日~12月25日まで(45日間)

2014年11月10日(出発前日)

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出発当日になって初めてパッキングをする。
今回の旅は、予め情報を仕入れずに現地で調達する計画だ。
事前に情報を得てしまうと旅の面白さが半減してしまう恐れがある。
(このいい加減さが後にピンチを招くことになる。)

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なんとかパッキングを終える。
それにしても荷物の量が多い気がする。
ザックの重さを測ってみると、約19kgだった。
水と燃料なし、食料はインスタント少々と米1.5kg込み。

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名古屋駅の駅ビルツインタワー
再び名古屋に戻ってくるのはいつになるのだろうか。

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バス乗り場に向かって歩く。
サラリーマンは家に帰ったためか、閑散としている。

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バスの出発まで駅ビルの中でスマホを弄りながら時間を潰す。
ザック1つで四国遍路の旅に出る。
一体どうなるのやら。。。

2014年11月11日(遍路初日)

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今回四国入りは名古屋から高速バスに乗り、鳴門北IC付近のバス停に下車することになる。
琴平バス(通称コトバス)を利用した。
毎月5日と10日は運賃が半額になる。
そこで今回、出発日を11月10日にしたのだ。

名古屋から鳴門ICまで片道2,800円の激安運賃となった。

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バス停隣のローソン

0530 コトバスの鳴門ICバス停 着

隣にローソンがあるので早朝の到着でも食料の調達などを行うことが出来る。

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休憩所とトイレ

同バス停には休憩所付きのトイレあり。

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休憩所内

なんとAC電源付きでエアコンも自由に使うことが出来る。
中は壁際にベンチがあるだけなので非常に広々としている。
せっかくなのでバスの車中で消耗したスマホを充電させてもらう。

この休憩所で家から持ってきた玄米おにぎりを食べて朝食とした。

0640 バス停発

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綺麗なれんげ畑

バス停からは霊山寺に向かって歩く。
畑に植えられたレンゲが咲いている。

今回、煮炊きはガソリンストーブを使用する。
燃料ボトルは空なので、道沿いにあったガソリンスタンドに寄りガソリン携行缶と燃料ボトルに給油してもらう。
(給油量 1.35L)

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霊山寺目前

ようやく1番札所の霊山寺が見えてきた。バス停から霊山寺の道が分からないので早速スマホでナビを使用する。

第1番 竺和山(じくわさん)
霊山寺(りょうぜんじ)

天平年間(729~749)に、聖武天皇の勅命によって行基が開基した古刹。
本堂には弘法大師の作と伝わる釈迦如来像が安置される。
「一番さん」と親しみを込めて呼ばれ、四国遍路はこの札所からスタートする。

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霊山寺山門

0915 霊山寺着 

スマホのナビに頼って西に向かって歩きようやく第1番札所の霊山寺に到着する。

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大きな提灯

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丸々と太った錦鯉 普段、たくさんエサを貰って食べているようだ。

まずは納経所併設の売店で納札を購入する。
このお札に住所氏名と願い事を書いて各札所の本堂と大師堂の納札箱に入れてゆく。

ガイドブックの通りに参拝を済ませる。初めての般若心経に戸惑いながらも自分なりに読経する。
一息つくと2番に向け出発する。快調な滑り出しだ。

第2番 日照山(にっしょうざん)
極楽寺(ごくらくじ)

霊山寺とは1キロほどしか離れていない。本尊は弘法大師が刻んだとされる阿弥陀如来で秘仏。
境内の長命杉は弘法大師が自ら植えたと伝わり、樹齢1200年を超える。

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極楽寺山門

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本堂前の長い石段

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極楽寺本堂

1010 極楽寺着

霊山寺を出ると20分ほどで極楽寺に到着する。
まだ境内の配置が分からないので本堂と大師堂の区別も付かない状況。つっかえつっかえ般若心経を唱えて終了する。

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のどかな遍路道

所々に残っている旧遍路道を進む。
道幅は狭く曲がりくねっている。

第3番 亀光山(きこうざん)
金泉寺(こんせんじ)

観音堂と大師堂の間に、「黄金の井戸」がある。
昔、巡錫途中の弘法大師が水不足で苦しむ住民のために、この寺の境内を掘ったら霊水が湧きだしたという。

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金泉寺山門

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金泉寺大師堂

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金泉寺本堂

1120 金泉寺着

遍路の初日から素晴らし晴天となってご機嫌で歩いてゆく。
2番から40分ほどで金泉寺に到着する。
ザックは重いが大して苦にならない。
境内の片隅には寺の名前の由来となる黄金の井戸がある。
昔の人は飲水に苦労したのだろう。
上から覗きこんで当時の苦労を偲んだ。

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お昼やすみを取る。

通りがかった「岡上神社」でお昼休みとする。
今回の旅は、健康より軽量化を重視してインスタントラーメンや菓子パンなど体に悪い食べ物を解禁した。
玄米食オンリーとしたいが重量増に耐えられない。
あ~腹減った~。

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遍路道をゆく

第4番 黒巌山(こくがんざん)
大日寺(だいにちじ)

弘法大師が自ら刻んだ大日如来像を本尊として祀り、これが寺号の大日寺の由来となっている。

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大日寺山門

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大日寺大師堂

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大日寺本堂

 1425 大日寺 着

のどかな田園風景を眺めながら歩く。神社で昼休みを取ったので体が軽やかだ。軽快に歩いて大日寺に到着する。

第5番 無尽山(むじんざん)
地蔵寺(じぞうじ)

嵯峨天皇の勅命で弘法大師が開基したと伝わるお寺。
奥の院には羅漢堂があり、五百羅漢が祀られている。奥の院には羅漢堂があり、五百羅漢が祀られている。

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地蔵寺山門

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境内の見事ないちょうの木

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地蔵寺大師堂

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地蔵寺本堂

1540 地蔵寺 着

大日寺からは高速道路の下をくぐり南下する。
遍路道を行くとまずは奥の院に到着するので、中を抜けて地蔵寺に進む。
休憩した後に丁寧にお経をあげていると、いつの間にか日没が迫る。
ガイドブックの地図を見るとこの先の札所も町の中にあるので、野宿場所が見つからないのでは、という不安が湧き起こる。

1700 4番と5番の間の東屋 着

あれこれ考えてもどうしようもないので、4番過ぎにあった東屋に戻ることにした。歩き遍路用の地図を持っていないので、無闇に先に進むのは危険と判断した。

先ほど通りがかった東屋に戻ると近くの畑で雑談している人がいたので、その人が帰ってからテントを張ることにした。

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人里での初野宿 まずは無難な東屋の下にテントを張る。

東屋の付近には道路を挟んで神社があるのみで、トイレ水はなし。

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東屋下のリビング

初めての人里での野宿のため、ビクビクしながらテントを張る。
まだ明るいため、横の道路を通る車から丸見えだ。通りがかりの人から注意されないか気が気でない。
辺りが暗くなって落ち着くと早めに寝ることにした。

本日のルート

スタート 鳴門コトバスバス停  ゴール 大日寺南の東屋
歩行距離 21.6km

本日の支出

霊山寺売店     納札 100枚入り   216円
ガソリンスタンド  レギュラー 1.35L  213円

合計 429円

食事

朝食 玄米おにぎり2つ
昼食 ラーメン(餅入り)、サバ水煮缶
夕食 玄米ご飯、レトルトおでん

2014年11月12日(遍路2日目)

0545 起床 晴れ

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翌朝テントを撤収したところ。

0730 東屋出発

初めての野宿だったが、何事もなく無事一夜を明かす。
犬の散歩中の人にジロジロ見られたが、声を掛けられることはなし。
ホッと胸を撫で下ろす。

第6番 温泉山(おんせんざん)
安楽寺(あんらくじ)

開基当時は、現在の位置からおよそ1.5キロ西の安楽寺谷であったらしいが、兵火で焼失し万治年間(1573~1592)に現在の位置に移り再興した。
かつては温泉が湧き出し、様々な病気に効能があったそうだが、現在は枯渇している。

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安楽寺山門

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広い境内

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境内にある池

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安楽寺本堂

0940 安楽寺 着

東屋を立つと地蔵寺を目指す。
地蔵寺の山門を抜けると表にあった遍路地図の看板を見て先に進む。
2日目からダブルストックを使用する。
これまでストックは年寄り臭いと無雪期は使用していなかったのだが、今回の遍路の旅は長大なコースが延々と続くのでストックを解禁することにしたのだ。
だいたい県道12号線沿いの旧道を西に進んでいると安楽寺に到着した。

第7番 光明山(こうみょうざん)
十楽寺(じゅうらくじ)

人間が背負う八つの苦悩を解き放ち、十の輝く楽しみを得られるようにと、弘法大師が名付けたお寺。

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十楽寺山門

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十楽寺本堂

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十楽寺大師堂

1045 十楽寺 着

安楽寺から十楽寺までは歩いて15分ほどの道のり。
散歩気分で歩いてお寺を参拝し休憩となるので、なかなか先に進めない。

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高速道路沿いの道を進む。

風が強くなってきて雲が広がってきた。少し早めの昼食を取って休憩し先に進む。

第8番 普明山(ふみょうざん)
熊谷寺(くまだにじ)

田畑が広がる小高い山の中腹に豪壮な仁王門が立つ。思わず圧倒されてしまいそうな程の高い山門だ。

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立派な仁王門 仁王様からパワーを頂く。

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駐車場から奥に続く参道

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第2の門  車遍路の人達は第一の立派な山門(仁王門)に気づくことはない。

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熊谷寺本堂

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熊谷寺大師堂

1310 熊谷寺 着

アスファルト道の坂を登って熊谷寺までやってきた。
下の方に大きな山門が見えたので、一旦下って山門から入る。
とても立派な山門だ。大きな仁王様が道行く者を厳しい目で見張っている。駐車場を抜けて参道を通り第2の門を抜けて境内に入り本堂と大師堂に参拝する。

第9番 正覚山(しょうかくさん)
法輪寺(ほうりんじ)

釈迦の入滅を表す涅槃像を本尊とするのは、四国八十八ヶ所の中でもこの法輪寺だけ。レア度の高いご本尊さま。

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法輪寺山門

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法輪寺大師堂

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法輪寺本堂

1540 法輪寺 着

法輪寺に向かう途中でスーパーマルナカに立ち寄り食料の買い出しを行う。四国に入って初めての買い出しだ。
遍路道沿いのスーパーを調べるためにスマホでグーグル・マップを立ち上げる。すると法輪寺近くにマルナカを発見する。
ここでレトルト牛丼やうどん、パンを購入して厳しい長旅に備える。
スーパーを出ると遍路道に復帰し田んぼが広がるのどかな場所を歩いて法輪寺に到着する。

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秋月城址公園からの景色

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建物の陰にテントを設営したところ。

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霊山寺で購入した納札。 初めての遍路なので白を購入した。

1700 秋月城址公園 着

法輪寺を出る頃には日没が迫っていた。焦りを感じつつ先に進む。
ガイドブックに遍路道沿いに秋月城址が載っていたので、期待しつつ付近に来た。
すると野宿に絶好な小高い山にあったので、小道を登って公園にやって来た。
駐車場には綺麗なトイレがあったが、人がやって来る恐れがあったので奥に進む。
公園内をチェックすると一番上まで登ってしまうと風当たりが強くて何もないので、途中まで下り監視小屋のような建物の陰にテントを張った。

体力の限界が近かったので危ないところであった。
重たくソールの硬い登山靴で歩いているため、アスファルト舗装のダメージが蓄積しているようだ。
いつもの登山のように体が動かない。
テントを張って食事の用意をし出すと近所の犬が吠え出した。
もうどうしようもないので放っておいて眠った。

2日目にして早くも左足の登山靴のソールが剥がれてきた。
もともとソールの張り替え出来ないタイプの靴であったので、仕方ないのか。装備品のコストダウンのため、軍足を履くことにしたが、生地が薄くアスファルトの硬さがモロに足に伝わってしまう。今後、この登山靴と軍足のために厳しい遍路となってしまう。

本日のルート

スタート 大日寺南の東屋  ゴール 秋月城址公園
歩行距離 18.1km

本日の支出

スーパー  食料買い出し  1,493円

食事

朝食   玄米ご飯、わかめスープ
昼食   ラーメン(餅入り)、サバ水煮缶
おやつ   フランスパン1本
夕食     ゆでうどん1玉、りんご1玉

2014年11月13日(遍路3日目)

0440 起床

夜時々にわか雨、晴れ、西風強い15m/s程度

0700 出発

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城址公園の櫓

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公園内入り口駐車場のトイレ 水洗トイレで水あり

昨晩はしつこく吠える犬にやられた。疲れていたので眠ることが出来たが、寝起きの爽快感がイマイチだ。
一夜明けても風が強く吹いている。食事を済ませてテントを撤収し重い体で出発する。

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城址公園から見る日の出

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切幡寺手前
土産物屋や旅館が並ぶ細い道を登ってゆく。

第10番 得度山(とくどさん)
切幡寺(きりはたじ)

333段の石段を上る山の中腹にあるお寺。境内には立ち姿の美しい観音像がある。機織りの娘が即身成仏して変身したという千手観音である。

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切幡寺山門

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山門を抜けると333段の石段が現れる。
山門横のトイレにザックを置いて先に進む。

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切幡寺本堂

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切幡寺大師堂

0735 切幡寺 着

土産物屋や旅館などが立ち並ぶ細い道を登り、高速道路の下をくぐって先に進むと切幡寺の山門に到着する。
山門を抜けると333段の石段が現れたので、山門隣のトイレ近くにザックを置いて空荷で行く。

空荷だと快調に石段を登ってゆくことが出来る。境内は早朝のため静か。お経を唱えて参拝を済ませる。

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吉野川に架かる潜水橋
川が増水すると橋は水没し通行不能となる。

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吉野川の広大な中洲に広がる田畑

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川島橋を渡って土手を越えたところにある遍路小屋

遍路小屋

1泊のみ宿泊可能。中に水道あり。中は狭いのでテントの設営は出来ない。
トイレは近くの川島公園を利用する。

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遍路小屋から見た川島公園の登り口

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川島公園のトイレ

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公園内は芝生が広がり東屋もある。
遍路小屋もあるので寝床は選り取りみどりだ。

1000 川島公園 着

吉野川に架かる潜水橋を渡り広大な中洲を越え、2つ目の潜水橋を渡り対岸に着くと遍路小屋が見えてくる。
壁がない小屋で少し高めのベッドが設置されている。入り口には水道が付いている。
遍路小屋から見える小道を上がってゆくと川島公園がある。
広い公園で綺麗な水洗トイレがある。東屋もあるので雨天時も安心だ。
遍路小屋の方で一休みして先を急ぐ。

第11番 金剛山(こんごうざん)
藤井寺(ふじいでら)

本尊の薬師如来は2度の火災を被りながらも難を逃れ、厄除けに霊験があるとして広く信仰されている。
4月下旬になると境内の見事な藤棚が見頃になる。
八十八箇所で唯一寺を訓読みするお寺。

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藤井寺山門

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藤井寺本堂

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藤井寺大師堂

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境内に出ている弁天水
山の水を引いて来ているので、飲用する時は煮沸したほうが良い。

1115 藤井寺 着 

川島公園を過ぎると町中を歩く。遍路シールに導かれて藤井寺に到着する。ここを出るといよいよ遍路ころがしの焼山寺の登りが待っているので、参拝を済ませると昼食を取ることにした。

境内で水を汲み一旦道を戻ると藤棚の下にテーブルと椅子が設置された休憩所があったので、そこでラーメンを作って食べることにした。
車道の隣にあって非常に目立つ場所で藤井寺に参拝に向かう車からジロジロと見られてしまう。

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いよいよ山道に入る。これから遍路ころがしと呼ばれる急な道が続く。

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展望が開ける。越えてきた吉野川がよく見える。

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遍路道沿いにある道標。

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長戸庵
くみ取り式トイレあり(女性専用)水なし

1500 長戸庵 着

昼食を済ませると再び藤井寺に戻り境内の弁天水で水を汲む。
本日のねぐらはどこになるか分からないので、水ボトルを満タンにして山道に入る。
ここでもダブルストックが役に立つ。長いアスファルト歩行のため、体はガタガタだ。ストックの補助を得て山道を進む。

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山道はまだまだ続く。

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林道に出た。

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遍路小屋に到着

1630 柳水庵遍路小屋 着

長戸庵を出ると再び急な山道となる。
蓄積したダメージのため体が異様に重くいつものように歩けない。
悔しさを噛み締めながらゆっくりと進む。
日が陰ってきて野宿場所を探しながら行くと、立派な遍路小屋に着いた。
非常に有難かった。風が強く寒い中歩いていたので、風を遮る小屋で寝られるのは嬉しい。

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飲用可の山の水

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六畳ほどの広さの小屋

柳水庵遍路小屋情報

広さは六畳ほどの平屋の小屋で鞍部にあるので風は吹かない。
床は板張り、壁も板張だが隙間があるので少々寒い。備え付けのノートによると大雨が降ると屋根が雨漏りするとのこと。
水は小屋横に引いてある。トイレは少し上にあるくみ取り式を利用する。照明付近にはAC電源を取れるコンセントがぶら下がっているので、折りたたんだ布団を足場にしてスマホなどを充電できる。
照明はあるが、オンオフのスイッチが見当たらない。タイマーかセンサーで制御されている。
私が泊まった時は、1800~0730頃まで点灯していた。
照明点灯時のみコンセント使用可能。

本日のルート

スタート 秋月城址公園  ゴール 柳水庵遍路小屋
歩行距離 18.6km

食事

朝食 玄米ご飯、味噌汁
昼食 味噌ラーメン、鯖缶
夕食 半生うどん3人前、塩ラーメン1袋

今日はおやつなし。食費をケチって食事の量を少なくしているためか、全くパワーが出ない。山道に入ってようやく登山靴の出番がやって来たが、歩きやすい道なので全く登山靴を履く必要性がない。
靴の選択ミスを痛感する。
食事を済ませると床に毛布を敷いてシュラフカバー付きの寝袋、さらに毛布を掛け布団として眠った。
小屋内には照明があるが、点きっぱなしで消すことが出来ないので眠りが浅かった。

2014年11月14日(遍路4日目)

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遍路小屋から少し上に上がったところにあるトイレ(くみ取り式)

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番外札所 柳水庵

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上から遍路小屋を見下ろす。
近くに道路があるので、稀に通行車両がある。

0800 遍路小屋 発

一晩野宿から開放されたためか、遅めの出発となる。
本日の目標は、焼山寺を越えて神山町に下りて温泉に入ることである。

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階段の上に大師像が見える。

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大師像の背後に生えるのは立派な一本杉。
大師様から立ち上るオーラのように見える。

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一本杉隣の浄蓮庵

0850 一本杉 着 

遍路小屋を出ると再び山道を登る。
しばらくゆくと長い階段の向こうに大師像が現れた。背後に立派な杉の木が見える。一本杉である。

この一本杉の隣には浄蓮庵があるが、戸締まりされていて古く中は使用できそうにない。
一段上がったところにある広場はくみ取り式トイレがある。広場は良好なテント場だが水はないので下で汲んでおく必要がある。
快適な柳水庵遍路小屋より僅かな距離なので、ここでテント泊することはないだろう。

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集落内の小道を抜けて焼山寺に向かう。

第12番 摩盧山(まろざん)
焼山寺(しょうさんじ)

標高938m焼山寺山の中腹に建つ深山のお寺で修験者の聖地でもあった。遍路ころがしと呼ばれる急な山道を行かねばならない難所となっている。

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山門手前の長い石段

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焼山寺山門

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境内には大きな杉の木が立ち並ぶ。

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苔むした手水場

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焼山寺大師堂

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焼山寺本堂

1030 焼山寺 着 

一本杉を過ぎると県道43号線を横切り尚も歩いてゆくとお寺の鐘の音が聞こえてきた。回りこんで長い石段を登り山門を抜けると遍路ころがしと名高い高所にある焼山寺だ。
長い登りに耐えてようやく到着するが、しばらく休憩して休んでから参拝する。まずは遍路ころがし一つ目クリアだ。

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杖杉庵
建物の隣にお大師さんと衛門三郎の銅像がある。

1245 杖杉庵 着

逆打ちの元となった衛門三郎の持つ杖が隣に生える大杉となったと言い伝えられいいる。
ここの軒先を借りて遅めの昼食を取る。

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遍路道を下ってゆく。

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途中のコンビニでお買い物
菓子パンを食べて空きっ腹を誤魔化す。昼食がラーメンと鯖缶だけでは全然足りない。

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神山町内で怪しげな看板を発見
その名も「日本超古代研究所」非常に気になる。

温泉に入るため県道43号線に出ると、そのまま県道を下って神山町役場方面に下る。
昼食をとったばかりなのにお腹が空いたのと食料を購入するためにコンビニに立ち寄る。

1630頃 神山温泉 着

柳水庵の遍路小屋のノートから神山温泉の近くに良い野宿場所があるとの情報を得たので、温泉に入ることにした。
道路標識とスマホのナビを頼りに温泉に到着

温泉の入り口で大きなザックを抱えて中に入ろうとすると、おばあさんから声を掛けられて温泉代の600円を頂く。
これが噂に聞くお接待なのか。あまりに自然な渡し方だったので、つい手が出てしまう。相当お接待慣れしたおばあさんに違いない。

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温泉にゆっくりと入り、休憩室でスマホを充電しつつ、横になって休んで日没を待った。

ゆっくりしていると日が暮れてすっかり暗くなってしまった。
予めチェックしておいた川の対岸にある公園の東屋でテントを張った。
温泉で体がほぐれどっと疲れが押し寄せてくる。
ご飯を済ませてブログを更新しようとすると圏外だ。
公園は凹んだ場所にあって電波を拾いにくいので大通りまで出て郵便局の前でスマホを取り出し作業した。
ちょっと湯冷めしてしまったので、急いで帰り寝袋に入って休む。

本日のルート

スタート 柳水庵遍路小屋  ゴール 神山温泉付近公園
歩行距離 16.4km

本日の支出

コンビニ 食料買い出し  499円

食事

朝    玄米ご飯、レトルト牛丼、味噌汁
昼    ラーメン、鯖缶
おやつ  菓子パン1袋
夕    うどん半生(3人前)、ポップコーン1袋

つづく

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