四国遍路その5 41番龍光寺から49番浄土寺

四国野宿遍路の旅
2014年11月11日~12月25日まで(45日間)

2014年12月7日(27日目)

0200 起床 くもり

0400 出発

橋の下は風が吹かず人もやって来なくて静かで過ごしやすかった。

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3時間ほど国道56号線を歩いたところで、遍路道に入ってきた。
峠に向かって緩やかな坂を登っているところ。

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山の上の風力発電の巨大なプロペラ

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山の上からは、入り組んだリアス式海岸が見える。

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長い遍路道を下ってゆく。
途中、小話の書かれた看板を読んで癒される。

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綺麗に並べられたしいたけの原木

1200頃 遍路小屋にて昼食

山から下りて集落に出ると国道56号線沿いに遍路小屋を見付ける。
場所は分からない。日曜日休みの弁当屋が遍路小屋を運営してくれていたと思う。
ちょうどいい時間なのでラーメンを作って食べる。

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宇和島市内までやって来た。遠くに見えるのは青色の鉄橋。

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松山まで108キロの表示
道後温泉まではまだまだ遠い。

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松尾トンネル 延長1,710mの非常に長いトンネル。

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山越えの遍路道があったが、体力の消耗が激しく迷わずトンネルを抜けることにした。
迷うだけの体力が全くなかった。

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1755 石丸公園の東屋でテント設営

松尾トンネルを抜けると急に力が抜ける。
途中にあったヤマダ電機1Fで休憩し体力を回復させる。
宇和島市街地までまだまだある。スマホで検索すると近くに石丸公園がある。
コンビニに寄って食料を調達すると国道を横切り登って行って公園に到着する。

テニスコートのある公園で芝生広場もあり、結構な広さがある。
目立つ中央部分に屋根の大きな東屋を見付ける。
確かに目立つ場所だが、道路から離れているので夜になれば人が来ないだろうと考え暗くなるのを待ってからテントを設営した。

石丸公園情報

トイレあり。
大きな東屋あり。(多少の雨でも濡れることはない。)
広い芝生広場あり。(晴れていれば芝生広場にテントを張ったほうが目立たない。ちょうど道路から死角になる。)
水場(トイレで汲む)

本日のルート

スタート 御荘公園付近橋の下  ゴール 石丸公園
歩行距離 34.4km

支出

コンビニ  スマホ用充電器(電池式)     994円
コンビニ  食料買い出し           573円

食事

朝    カレーうどん(ゆで麺)
おやつ  菓子パン2個、ピーナッツ1袋
昼    ラーメン
夕    カレーうどん(乾麺)

2014年12月8日(28日目)

0200 起床 晴れ 

0400 出発

石丸公園の夜は特に問題なし。日が暮れると寒くなるので誰も東屋の方にやって来る者はいなかった。

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龍光寺手前までやって来た。
宇和島市内の道路は格子状になっていてジグザク歩きを余儀なくされ、注意深く標識を見る必要があった。

宇和島市街地を抜けて県道57号線に入ると登りとなる。
道の駅「みま」の近くを通ってゆくと龍光寺はもうすぐだ。

第41番 稲荷山(いなりざん)
龍光寺(りゅうこうじ)

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本堂

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大師堂

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境内からの景色

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龍光寺全景
前日に積もった雪が屋根に残っている。

0850 龍光寺 着

道の駅からはのどかな集落を抜けて歩いてゆく。
遍路シールを見落とさないように歩いて土産物屋などが立ち並ぶ参道までやって来た。
一番奥にお寺が見える。龍光寺だ。

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山道を通り仏木寺へゆく。
雰囲気の良い道だが、短く物足りない気がした。

第42番 一王果(いっかざん)
佛木寺(ぶつもくじ)

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山門

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本堂

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大師堂

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山門の屋根には雪が残る。

1005 佛木寺 着

龍光寺からはお墓を通って佛木寺へと向かう。
1時間ほど歩けば佛木寺に到着する。
山門の手前に遍路休憩所があったので、ここにザックを置いて参拝する。

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歯長峠に向かって登る。
道路脇には雪が見え始めた。

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1240 歯長トンネル

歯長トンネルを抜ける。狭いトンネルなので通行車両に気をつける。

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トンネルを抜けると積雪が目立ち始めた。
東屋脇を通って遍路道を下る。

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遍路道を下る。積雪は僅かなのでスリップの危険は少ない。
歯長峠の下りでついペースを上げてしまい、左足の脛を痛めてしまう。
県道29号線まで下ると左に折れ明石寺を目指す。

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明石寺手前の登り
最後の力を振り絞って坂道を登る。

第43番 源光山(げんこうざん)
明石寺(めいせきじ)

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山門

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本堂

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大師堂

1540 明石寺 着

県道29号線に下りてからは足を痛めたので歩くペースが落ちる。
途中で雨が降ってきたのでバス停で合羽を着る。
高速道路入口手前で右に曲がって進むが、寺の位置がまるで分からず、遍路シールの矢印に疑問を持ったのでスマホのナビで進む。
お寺の前まで来ると最後の上り坂が待っていて、残っていた体力を吸い取られた。

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1800 宇和町運動公園東屋にてテント設営

明石寺からは上宇和駅方面に続く遍路道があったが、時間が遅かったこと、体力が消耗仕切っていたこと、食料の買い出しが必要だったことから国道56号線方面に戻ることにした。

まずは大型スーパーにあったガソリンスタンドで給油する。
すると宇和町のガソリンスタンドでもガソリン携行缶以外への給油は断られる。さらに給油の際にサインを求められた。
「本社からの指示で行っている。」とのことだった。
以前は大らかな四国であったかもしれないが、市街地のガソリンスタンドで給油する際は、ガソリン携行缶を持参するのが必須と思われる。

ガソリン補給後は、スーパーで買い出しする。
まだ明るかったのでのんびりと軒下でお菓子を食べながら休憩していると日が暮れてしまう。
真っ暗になる前にスマホで探した付近の運動公園に行くことにした。

運動公園に着いて中の施設をチェックする。前日の雨で運動場が濡れているためか人気はない。
ちょうど道路から東屋の屋根が見えたので東屋に行ってみると吹き込んだ雨で若干下が濡れているものの屋根が大きくて雨に濡れる心配はない。直ぐにこの東屋で野宿することを決定した。

宇和町運動公園情報

広大な公園でキャンプ場を併設している。今回私が野宿したのは広い運動場の片隅にある大きな東屋で、向かいにも同様な東屋があった。
日没後に行ったので施設の全体を確認したわけではないが、気候の良いシーズンとなれば夜間でもかなりの利用者が来ると思われる。
管理人の存在は不明だが、死角にテントを張って目立たぬように過ごせば、問題なく一夜を明かせると思われる。

本日のルート

スタート 石丸公園  ゴール 宇和運動公園
歩行距離 33.6km

支出

GS     ガソリン       116円
スーパー  食料買い出し  1,906円
野菜、押麦800g、お菓子など

食事

朝    カレーうどん(前日夕と同じ)
昼    ラーメン、さんま蒲焼缶
おやつ  せんべいとイカリマメ各1袋
夕    白米押麦ご飯、味噌汁

荷物軽量化のため、しばらく主食をうどんにしていたが、一日の予算1,000円を軽くオーバーしてしまうため、主食を米に戻すことにした。

2014年12月9日(29日目)

0200 起床 霧 湿気が凄くフライシートがびしょ濡れ

0400 出発

雨は降っていないものの湿っぽくて霧が発生している。
昨日、向かいの東屋で野宿した人はまだ起きていないようで、付近は静まり返ってる。

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霧の中のコンビニ

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0810 鳥坂トンネル

昨日痛めた左脛が徐々に痛み始める。
まだ早い時間なのにペースが上がらない。一歩一歩激痛に襲われながら国道56号線を歩いてゆく。

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トンネル入り口の反射タスキ収納箱
この先の鳥坂トンネルは歩道がない。安全の為に反射タスキを着用する。

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鳥坂トンネル内
歩行者はトンネルの端を歩く。大型車両の通行もあるため非常に危険なトンネルだ。

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トンネルを抜けると長い下り坂が続く。
激痛に耐えながら歩いてゆく。下りだが全くペースが上がらない。
眼下に見える大洲市は低い雲で覆われている。

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1330 臥龍の湯 着

予定より大幅に遅れて大洲市街地の温泉「臥龍の湯」に到着する。
まずはザックから濡れたテントを出して柵に掛けて干す。
ソーラーパネルを太陽の方向にセットして着替えを持って中に入る。

体を洗い温泉に浸かる。全身の筋肉が解れてリッラックスする。
ただし、左脛は腫れている。
頭を剃ろうとするが、カミソリに髪の毛が詰まってしまい全然剃れない。
剃っては詰まった髪の毛を取り何度も何度もカミソリを当てて剃ってゆく。2枚刃の安物のカミソリを使用していて髭剃りは問題なく使用できるが、頭を剃るには髪の毛が直ぐに詰まってしまって剃りにくい。
30分ほど鏡と睨めっこして剃っていたが途中で諦めた。

大洲市 臥龍の湯

地下1,000mから湧き出る源泉を使った天然温泉。

営業時間  0930~2200まで(受付2100まで)
定休日   第3月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日)
料金    大人(中学生以上)  550円
      小人(6歳以上)   200円

1500過ぎ 河川敷で昼食

温泉を出て国道56号線に復帰して直ぐに大きな川を渡る。
その川の河川敷が良さそうだったので下りて行き遅めの昼食とすることにした。風が強いので物が飛ばされないように注意しながら準備する。
そして大州城を眺めながらラーメンを食べる。

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途中から旧道を歩く。随分と日が傾いてきた。
温泉で時間を食ってしまって全然距離を歩いていない。
しかし左足が痛くて歩けない。

この日、国道56号線を歩いていると対向のバイクが止まって、爺さんが買い物袋の中からたこ飯を取り出して私にくれた。
アドレスV125に乗った爺さんだった。そして私が反射タスキを持っていないことを知るとバイクで走り去った。

しばらくした後、先ほどのバイクの爺さんが再びやって来てホームセンターで購入してきた反射タスキを私にくれた。
たこ飯と反射タスキを受け取る間のほんの短い間ではあったが、見ず知らずの遍路なのに良くしてくれた。思わず涙が溢れた。

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2020 道の駅「内子フレッシュパークからり」にてテント設営

大洲市を抜けて内子町に入る頃力尽きた。
もう歩く力が残っていない。道路脇に座り込み休憩しても全然体力が回復しない。そこら辺で野宿しようにも水がない。
歩くしかない。左足を引きずりながらどうにか道の駅にたどり着くと広い屋根の下でコッソリとテントを設営した。

早速ご飯の用意をしようとガソリンストーブに火をつけるが、うまいこと燃えてくれない。ジェットの詰まりだ。
昨日、ガソリンを給油したのに、疲れていたのでストーブ本体のメンテをしなかったツケが回ってきたのだ。
夜遅くなってしまったが、仕方ないのでストーブを分解して清掃した。
晩飯を食べ終わって寝たのは11時近かったであろうか。
左足を庇って歩いたため、とうとう右足も痛くなって両足が不調となってしまった。大ピンチだが今日のところは休んで回復を待つしか無い。

道の駅「内子フレッシュパークからり」情報

㈱内子フレッシュパークからり(公式HP)

トイレは広く非常に綺麗でホテル並み。
テントはからり直売所の屋根の下で設営した。
営業は夕方5時くらいまで、レストランはHPによると1930オーダーストップ。
私が道の駅に着いたのは20時過ぎだったが、まだ従業員は残っていた。早い時間だと目立つので注意が必要と思われる。

本日のルート

スタート 宇和運動公園  ゴール 道の駅「内子フレッシュパークからり」
歩行距離 34.9km

支出  

温泉   臥龍の湯  550円

食事

朝    白米押麦ご飯、味噌汁
おやつ  フランスパン1本
昼    ラーメン
夕    白米押麦ご飯、味噌汁

2014年12月10日(30日目)

0300 起床 晴れ

昨日遅かったので、1時間遅れの3時起床し食事の準備をする。
夜中に人がやって来た記憶が微かにあった。外の農産物を並べるテーブルを見るとかごに入った野菜が積まれている。
また人がやって来る恐れがあったので、早めに食事を済ませることにした。

0445 出発

一晩寝たが疲れがとれていない。多少足の状態は良くなったが、少し歩けば再び激痛が走るようになるだろう。
今は道の駅を出発するのが先だ。

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0700前 遍路小屋到着

足の痛みは、まださほどではないが、強烈な眠気に襲われる。
長岡山トンネルを抜けると宿泊可能な遍路小屋があったので仮眠することにした。
(画像は出発時に撮影したもの)

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遍路小屋(遍路無料宿泊宿)外観

長岡山トンネルを抜けて直ぐに左手に見えてくる。
宿泊可能な善根宿か。

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小屋内の様子

6畳の畳敷きの部屋。多数の布団と毛布が備え付けられている。
水、トイレは不明。照明あり。
1時間ほど仮眠させてもらって小屋を後にした。

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旧道に架かる橋
車は通れなくなってしまい、現在は歩行者専用の橋となっているようだ。

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遍路小屋で仮眠したものの、足が痛み出し歩くのが精一杯の状態となった。少し歩いては休み。そして歩く。
歩くスピードが遅いので全然景色が変わらない。昼を過ぎたばかりだが限界が近い。

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1430 内子町花の木公園の東屋にてテント設営 

左足の脛の状態が悪くなる一方なので途中で見つけた公園で泊まることにした。
ちょうど公園にはお年寄りがいたので事情を話すと快く了承してくれた。
取り敢えずお腹が空いたので昼食を作って食べた。

食事を終えて一息つくと明日からの山越えに備えて近くのスーパーで食料を調達することにした。
公園からスーパーまでストックを持って歩いて行ったが、足が痛くて全然歩けない。ストックがあるので辛うじて歩けるだけ。まるで落ち武者のようだった。

どうにかテントに戻ってくると明日に備えて早めに晩御飯を食べて眠ることにした。明日からの山越えは大丈夫だろうか。

本日のルート

スタート 道の駅「内子フレッシュパークからり」  ゴール 花の木公園
歩行距離 16.4km

支出

スーパー 食料買い出し  1,269円

食事

朝    白米押麦ご飯、味噌汁
おやつ  お菓子2袋
昼    白米押麦ご飯、味噌汁
夕    白米押麦ご飯、味噌汁
おやつ  お菓子?袋

2014年12月11日(31日目)~休養1日目

0730 起床 雨

夜明け前に目が覚めたが、全身疲労と足の痛みから今日の歩行は無理として一泊して休養することにした。

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東屋の下でテントを張って休んでいるところ。
本日は雨が降ってるためお年寄りはやって来ない。
静かな公園内で食っちゃ寝する。

支出

スーパー 食料買い出し 881円
パン、お菓子など

食事

朝 白米押麦ご飯、味噌汁
昼     〃
夕     〃
おやつ 多数

2014年12月12日(32日目)~休養2日目

 0730 起床 霧

本日も体調不良と足の痛みのため出発を見合わせる。
今まで歩いていたが、一旦休み癖がつくと体が動かなくなるのか。
今は焦らず安静にしているしか無い。

支出

スーパー 食料買い出し 1,640円

食事

朝   白米押麦ご飯、味噌汁
昼     〃
夕   なし
おやつ 多数

公園で休養しているが、スーパーには毎日行く。
往復1キロ弱の道のりだが、足の具合をみるのに丁度いい。
足は相変わらず痛いものの、空荷ならストックに頼らずに歩けるようになってきた。
左足の腫れが引かないので、冷たい川に浸して患部を冷やす。
明日の出発は大丈夫だろうか。

内子町花の木公園情報

花の木公園

内子町幸村、国道380号線から少し入ったところにある。
近所のお年寄りの憩いの場となっている。

公園内に大きな東屋があって、中にテント設営可能。
東屋の隣に流しがあって水を汲んだり洗い物をしたりすることが出来る。
トイレは東屋から100mほど離れた公園の端にある。夜間照明ありの簡易水洗のトイレ。
隣に小田川が流れているので国道を走る車の音をかき消してくれる。
地元の人、公認の野宿場所なので明るいうちからテントを張ることが出来る。利用の際は利用者名簿に記入のこと。

2014年12月13日(33日目)

0230 起床 曇り

2時に目覚ましをセットして目を覚ましたが、怠け心が騒いで体が動かない。こうしていつまでも公園で休んでいるわけにはいかないので、自分に喝を入れて寝袋から出る。

0500前 出発

久しぶりの出発の為か、体が言うことをきかない。食事を済ませて荷物を片付けてテントを撤収するのに時間が掛かってしまう。
これは体が拒絶反応を示しているのか。
足は万全とは言えないが、寒い公園で過ごしてもなかなか体は良くならない。松山まで下りるしかない。

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ナイトウォークを開始する。
足の様子を見てスローペースで歩く。無理をしない。

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国道380号線を歩いてゆくと、途中遍路道の分岐があった。
何故かこの日は強気で遍路道を選ぶ。足の状態から選択すれば、国道しかないだろうに。

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前日までの積雪により遍路道の踏み跡は消えていて、さらに雪が降り始めた。
途中で遍路道を見失いそうになったので、国道まで引き返すことにした。
その引き返す途中で道に迷いタイムロスをする。

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足のダメージを抑えるために道路脇に積もった雪の上を歩く。
少しでも足の負担を軽くするしかない。

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真弓トンネル手前の遍路小屋にて休憩する。
下は雪が積もっていたり、泥濘んでいるのでザックの置き場がない。
途中の神社で休んだがもう疲れてきた。 ちょうどいいところに遍路小屋があったので立ち寄って休憩する。

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0830 真弓トンネル

トンネル内に歩道があってホッとする。
トンネル内は風のとおり道となっていて寒い。

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トンネルを抜けて久万高原町にやって来た。
しばらくは下り坂が続くので足を痛めないようにすり足で慎重に歩く。

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1040 落合交差点手前の遍路小屋 着

下り坂で足が痛くなり、さらに疲れて休みたくなった頃、ちょうどいいタイミングで遍路小屋にやって来た。

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少し早いがここで昼食とする。トイレと水道付きで野宿も可能。
東屋のテーブルは移動出来るのでテントの設営が可能だ。

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1230 落合交差点 通過 

遍路小屋からしばらく歩いて落合交差点にやって来た。
右へ曲がれば岩屋寺へ、左に曲がれば大宝寺へ向かう。
番号順に回っているので当然左折する。

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通りがかった湧き水ポイント
落合交差点より大宝寺に向かう途中の国道33号線沿いにある。道路脇に駐車スペースがあるので車でやって来てポリタンクに汲むことが出来る。
雪が降っていて寒かったので一口飲んで先に進んだ。

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次第に民家が現れる。次第に雪は大降りとなってくる。

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久万高原町の市街地までやって来た。
路面に雪が積もり始めている。

第44番 菅生山(すごうさん)
大宝寺(だいほうじ)

開山は古く6世紀末、用明天皇の時代に、名神右京、隼人という狩人の兄弟が山中で十一面観音像を見つけたことに由来するといわれる。

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山門

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本堂手前の長い階段

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本堂

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大師堂
ツアー遍路の団体さんがやって来て大賑わい。

1505 大宝寺着

久万高原町に近づくにつれて雪が大降りとなってきた。国道33号線の路面に雪が積もり始めた。
途中で国道を逸れて遍路道をゆくことにしたが、遍路シールを見落として道に迷う。
寒くて急に大を催してきた。付近に民家が散在しているのでそこら辺で用を足すわけにはいかない。痛む足と便意に耐えて国道まで戻ることにした。
すると運良く消防署を見つけたので、トイレを借りる。会心の一撃だった。消防署を出ると国道沿いに進み分かりやすい道を辿って大宝寺に到着した。

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大宝寺の参拝を終えると付近のくま公園に向かうことにした。
途中で久万高原町の町を一望できる見晴らしの良い場所を通った。

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1700 くま公園内でテントを設営

くま公園にやって来ると東屋が目についた。東屋に行ってみると先客がいて既にテントを張っていた。他に行く当てがないので、テントの住人に声を掛けて野宿場所を教えてもらうことにした。
声を掛けるとテントから顔を出すベテランの歩き遍路。
事情を話すと親切にいろいろ親切に教えて貰う。
冬期であれば5時過ぎれば自販機近くの屋根の下にテントを張っても文句は言われない。ということだったのでしばらく待って自販機の陰にテントを設営した。

テントを設営した場所は、公園内のトイレ付きの建物の大きな屋根の下で、風が強かったので壁際の自販機の陰に決定した。

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ブログの読者から差し入れを頂く。

テントを設営する前に謎の人物の訪問を受けた。一旦出掛けて行って戻ってくると食料の数々と湿布を渡してくれた。
足を痛めて辛い遍路を強いられていた私は大感激した。
大好物のからあげなどをモリモリ食べて元気になった!

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玄米ご飯メインだったので、こうしたご馳走は久しぶりだった。
結構な量だがペロリと平らげた。
腫れた左足の脛の部分に湿布を当てて冷やしている。

本日のルート

スタート 花の木公園  ゴール くま公園
歩行距離 26.9km

食事

朝    ラーメン、食パン1枚
おやつ  食パン2枚
昼    ラーメン、食パン1枚
おやつ  食パン2枚
夕    惣菜などたくさん

2014年12月14日(34日目)

0330 起床 晴れ 二度寝して寝坊した。

0530 出発

本日のルートは打戻りだが、テントを設営したまま岩屋寺に行くことは出来ないので、テントを撤収してザックに荷物を全て詰めて出発する。

0600 峠御堂トンネル手前遍路小屋着

ザックのデポ地点

くま公園を出ると県道12号線を歩く。大きなカーブを何度か過ぎるとトンネル前の遍路小屋に到着する。
ここまでにザックのデポ地点がないか探していたがとうとう見つからず遍路小屋まで来てしまう。

裏手に回ると目立たないポケットのような場所があったので、ザックカバーを付けたまま、コッソリとザックを置いてゆくことにした。

遍路小屋からの持ち物は、貴重品入りのウエストバッグと水入り500ミリリットルペットボトル、パン1袋、ピーナッツ一袋で、降雪などに備えてカッパ上下を着てゆくことにした。

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県道12号線を歩いてゆくが、久万高原ふるさと村手前から遍路道をゆく。薄く雪が積もっているが問題はなし。
足の痛みは多少あるが、昨晩湿布で冷やしたため、かなり痛みは引いている。

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八丁坂を登っているところ。

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0810 八丁坂の茶店跡地 着

八丁坂を登り切ると茶店跡地に到着する。昔、峠の茶屋があったようだ。木が生えているので展望はきかない。

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峠から少し行くと展望が開けた。

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アップダウンを繰り返して岩屋寺に辿り着いた。

第45番 海岸山(かいがんざん)
岩屋寺(いわやじ)

弘法大師は開山当時、木と石の不動明王を刻んだ。木像は本堂に安置し、石像は岩壁に埋め込んで山全体を本尊としたと伝えられる。

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本堂の上にある行場

白山大権現 せりわり行場
開山の法華仙人が弘法大師に通力を見せた跡と伝えられる。

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この門をくぐって岩の間を登ってゆく。

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本堂の向かって左手にある山門

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本堂

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大師堂

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岩肌にめり込んでいる建物

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本堂の横にかかる梯子
法華仙人が修行していたという岩棚に登ることが出来る。
梯子の一段が大きいので落ちないように注意。

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梯子を登って岩棚に降り立つ。

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寺の上の断崖

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お地蔵さんがいっぱい。

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下の方にある山門

0910 岩屋寺 着

峠の茶店跡からはアップダウンを繰り返して下りてゆく。
するといきなり切り立った断崖の行場が現れる。
大きな岩山が真っ二つに裂けていて、これは法華仙人の通力によるものとされている。

行場から10分ほど下ると本堂横の山門に辿り着く。

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岩屋寺からは一旦県道12号線まで下りてその手前から四国の道を歩く。

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頭上にそびえる古岩屋

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1035 国民宿舎古岩屋荘 着

川沿いの遊歩道「四国の道」から県道12号線を歩いてやって来た。
白くて小じんまりした国民宿舎「古岩屋荘」だ。
この国民宿舎の目玉は日帰り入浴が出来ること。

国民宿舎「古岩屋荘」

日帰り入浴可

時間  1200~2200まで(日帰り入浴)

料金  大人 400円
    子供 200円
    幼児 100円

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国民宿舎の隣のトイレ付きの休憩施設

屋根付きの広いスペースにテント設営可能。ただし、日中は一般客に迷惑が掛かるのでテント禁止。
裏手に綺麗な水洗トイレがあり雨天でも濡れずにトイレに行くことが出来る快適な野宿場所。

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その後は峠御堂トンネル遍路小屋に戻りザックを回収する。
裏手の見えないところに隠していたのでザックは無事だった。
パンやピーナッツを食べてはいたものの、お腹が空いたのでくま公園に寄ってラーメンを作って食べる。

それから久万高原町道の駅「天空の郷さんさん」に寄って情報収集し国道33号線を歩いていた。

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1700 レストパーク明神着

途中、休憩所の看板を見つけたのでここまで歩いてきた。
この施設を見た時、当たりだと確信した。
場所はバイパスへ向かう交差点を過ぎて100mほど登ったところで、初山方面への車はバイパスを通るので三坂峠越えの車は非常に少ない。
少し山手側にスキー場があるので、夕方は山から下ってくる車が多いが夜になると前面道路の交通量はほとんど無くなる。

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大型の東屋でテントを設営する。

中央の広い通路部分にテントを張った。日が暮れてからやって来る人はいなかった。静かな場所で快適な一夜を過ごす。
足の痛みは以前に比べ良くはなりつつあるが気は抜けない。
松山に下りるまでは慎重に歩かなければならない。

レストパーク明神情報

トイレ(くみ取り式)あり
水場 東屋横にあり
東屋 大型。中央通路にテント設営可
その他 公衆電話あり

本日のルート

スタート 久万公園  ゴール レストパーク明神
歩行距離 24.6km

食事

朝    赤飯、ラーメン
おやつ  パン1袋、ピーナツ1袋
昼    うどん
おやつ  お菓子2袋
夕    うどん

2014年12月15日(35日目)

0200 起床 晴れ

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ガソリンを使い切るためテント内でストーブを使う。

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テント内でストーブを使うと危険なのでじっとしていないといけない。
テントの外に移してフルパワーで燃焼させガソリンを消費する。

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テントを撤収したところ。

0400 出発

今日はいよいよ松山入りだ。荷物軽量化のため、ガソリンストーブからガスストーブに変更する。そのためガソリンを使い切る必要がある。
食事の用意の時にテント内でガソリンストーブを使用して暖房を兼ねたが、動きづらいし使い切れないのでテントの外に出して全開で燃焼させる。ガソリンが無くなるまでの間、不要な荷物も選別して出しやすいように袋詰めしておく。
全ての準備を滞り無く済ませて東屋を出発する。

0520 三坂峠(標高720m) 着

東屋からは緩やかな登りとなる。足のコンディションはまずまずだ。今日で足の痛みから開放されると思うと気が楽になる。

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峠からそのまま国道33号線を下る。
後で地図を見ると近道出来そうな県道がある。当時は暗いし情報不足で遠回りな国道を下りてゆく。

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本当に長い下り坂だった。行けども行けども松山市街に近づかない。
この長い下り坂で足に再び痛みが走るようになる。

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バイパス道路と合流して交通量の多い道を下っていた。
歩道がなくて辛い歩行となっていたが、ようやく脇道に逸れることが出来た。

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今度は急な下りの林道歩きとなる。
傾斜が急で足に負担が掛かる。出来るだけ落ち葉の上を歩いて衝撃を和らげる。

第46番医王山(いおうざん)
浄瑠璃寺(じょうるりじ)

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入り口

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本堂へと続く参道

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本堂
若干南国ムードが漂っている。

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大師堂

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参道には若干の傾斜が設けられている。
水捌けを良くするためだろうか。

0910 浄瑠璃寺着

三坂峠の下りは本当に長かった。慎重に歩を進めてやって来た。
ここまで来ればもう一安心だ。いつでも遍路を止めることが出来る。

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浄瑠璃寺から八坂寺に向かう途中。
天気が良ければ見晴らしの良い所だ。

第47番 熊野山(くまのざん)
八坂寺(やさかじ)

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山門

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本堂

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大師堂

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お寺に着くと猫がお出迎え

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境内には猫が多い。人懐っこくて寄ってくる。
あまりに可愛いので魚肉ソーセージをプレゼントした。

0955 八坂寺 着

浄瑠璃寺から八坂寺までは歩きで15分程度の距離。
景色の良い田園風景を眺めながら歩いているとあっという間に着いてしまう。

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1050 文殊院 着

四国八十八箇所霊場番外札所
四国別格二十霊場第九番札所

四国遍路の元祖と言われる衛門三郎の邸宅があったと伝えられる地に建つ。

ここで車遍路の人と小一時間話す。するとお接待で1,000円頂く。

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九谷大橋を渡る。

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九谷大橋から見える河川敷には野宿出来そうな公園がある。

第48番 清滝山(せいりゅうざん)
西林寺(さいりんじ)

聖武天皇の勅願を受け、天平13年(741年)に行基が伊予国国司越智宿禰玉純と共に堂宇を建立、本尊の十一面観世音菩薩を刻んで開基したとされている。

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山門

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本堂

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大師堂

1240 西林寺 着

八坂寺を出ると遍路シールを辿って県道207号線に出る。
九谷大橋を渡って高速道路の高架をくぐれば西林寺は近い。

第49番 西林山(さいりんざん)
浄土寺(じょうどじ)

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山門

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本堂

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大師堂

1440 浄土寺 着

お接待で山ほど貰ったみかんとお菓子1袋を食べてお腹が空いていないので、お昼はなしで歩き続ける。
伊予鉄の線路を越えると浄土寺まであと僅か。

装備品調達へ

浄土寺で参拝を済ませると15時頃になったので、装備品調達のために一旦遍路を中断し松山市街へ電車で行くことにした。

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1535 伊予鉄 古町駅着

久米駅で乗車し古町駅までやって来た。久しぶりに電車に乗ると普通でさえ非常に速く感じる。

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1610 アウトドア用品店「アウトドアーズ・コンパス」

スマホのナビを頼りに駅から歩いてきた。
前日に電話をして在庫残り1つだったガスストーブを取り置きしておいてもらう。

アウトドアーズ・コンパス

所在地   愛媛県松山市山越5-5-11
営業時間 1000~2000まで
定休日  火曜日(ただし祝祭日の場合はその翌日)

松山市内にあるアウトドア用品店。登山やキャンプ用品を取り揃えている。楽天市場にネットショップも出店していて通販も可能なお店。
四国遍路中、急遽ストーブを変更することになったので寄ることにした。

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新富士バーナー
レギュレーターストーブ ST-310

低温に強く経済的なカセットボンベ仕様のストーブをチョイスした。
車中泊と夏山から冬山低山を考慮した。

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軽量化のため宅急便で送り返す荷物

ガソリンストーブ、ガソリン携行ボトル、燃料ボトル、コッヘル大、スタッフバッグ、レシート類、ペグ12本、アルミ風防、コンパス、廃電池、ロープ類、携帯ラジオ、ブレスサーモの帽子、お接待で貰った裁縫道具、デジカメアダプター

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右側が梱包した荷物
コンビニで発送手続きを済ませる際に重量を計測したところ、なんと2.5kgもあった。
大幅な軽量化となった。

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ストーブの次は靴を買い替える。
これは高知から松山まで履いていたトレッキングシューズ。
ものは悪くはないが、足に合わず靴ずれの原因となっていた。
この靴は購入した店で処分してもらうことにした。

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買い物を終えると通夜堂のある石手寺までは路面電車で移動する。

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路面電車の車内

2020 石手寺境内でテント設営

じっくりと靴を選んでいたので時間がかかって辺りはすっかり暗くなる。
石手寺には通夜堂があって泊めさせて貰えるようだが、大丈夫だろうか。路面電車の終点の「道後温泉駅」から20分ほど歩いて石手寺に到着した。

するとお寺は真っ暗で人気はない。必死になって通夜堂を探してみたがよくわからない。聞く人が何処にもいない。いつまでも真っ暗な境内を彷徨くわけにはいかないので、トイレ横の建物の軒下の邪魔にならない場所にテントを張って休むことにした。

お寺の境内はもちろん火気厳禁なのでストーブは使用しない。
スーパーで買ってきたパンを齧って直ぐに寝ることにした。

本日のルート

スタート レストパーク明神  
途中   松山市電「久米駅」で乗車~松山市内買い物~道後温泉駅下車
ゴール  石手寺境内

歩行距離 23.6km+1.5km

支出

100均   布テープ                 108円
スーパー   食料買い出し                 386円
  〃       〃               498円
装備品    ウォーキングシューズ       5,292円
 〃     ガスストーブ、厚手靴下2枚    8,312円

食事

朝    ラーメン
昼    みかん4個、お菓子1袋
おやつ  食パン3枚
夕    パン1袋、お菓子1袋

つづく

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