八ヶ岳 全山縦走

IMGP1782

 

八ヶ岳主峰

  赤岳
  (2899.2m)

   日本百名山 

登山日
2011年10月27日~31日(4泊5日)

ルート

一日目
蓼科山登山口~蓼科山~双子山~双子池ヒュッテ

二日目
双子池ヒュッテ~北横岳~麦草峠~高見石小屋

三日目
高見石小屋~東天狗岳~横岳~地蔵の頭~行者小屋

四日目
行者小屋~阿弥陀岳~赤岳~権現岳~青年小屋

五日目
青年小屋~編笠山~観音平P

行動時間 約37時間(休憩時間を含む)
歩行距離 42.3km

今回、待ちに待った1週間の有休がやってきたので、縦走登山を計画していたところ、いつもの北アルプスじゃあ物足りないなあと思えたので、初めてのところに行こうと決めた。だから八ヶ岳に決定!
今まで、なぜか八ヶ岳には行ったことない。機会はあったけど、いつもスルーしていた。登山地図を買ってプランを練るも、一番のネックが交通手段となった。
一人で縦走に出掛けると必ずこの問題にぶち当たる。タクシーでの移動は割高なので控えるしかない。麓の駐車場に車を停めて、下山した場所から公共の交通機関で移動する。ただ、営業時間の関係があるので自分の思い通りにはならない。
ここで活躍するのが、地元市役所の観光課だ。いつも電話をして情報入手してます。^^
今回も麓の無料駐車場の情報をゲット!さあ行きますか。

登山概要

一日目(蓼科山~双子池)

前日の午後10時頃自宅発
一般道を1時間ほど走り高速に乗る。

3時20分頃  小淵沢IC着
途中休み休みして深夜割引をゲットして下りる。

4時頃  観音平駐車場着
周囲が暗くて道に迷う。なんとか見つけ車を駐車し、身支度を整え出発。

JR小淵沢駅

JR小淵沢駅

6時30分  JR小淵沢駅着

駐車場からの下り口が分からず少し迷うものの、ひたすら歩いて駅に到着。地図のコースタイムどおり2時間くらい掛かる。霜柱を踏みしめ星空を眺め歩いた夜道。
駅到着後、小淵沢0646発の下り列車に乗り、茅野駅0707着で車。運賃は400円。
茅野駅前のバスターミナルで蓼科温泉行きのバスに乗る。

プール平バス停付近

プール平バス停付近

0845   蓼科温泉プール平着

0805発のバスに乗車する。他のバスの乗客は手前で下りてしまい最後の私が下車をする。
シーズンオフなので土日のみしか蓼科山の登山口まで行かない。ホテル親湯の横を通り登山道へ入る。

信玄棒道を進む

信玄棒道を進む

蓼科山登山口バス停

蓼科山登山口バス停

1030 蓼科山登山口バス停着

寝不足のためかペース上がらず。あせらずスローで登る。バス停手前に水場があるので、ここで水を補給しておいたほうがいい。途中、山小屋を除いて双子池まで水場なし。
時間も時間なのでここで、昼食タイム。レトルトご飯+塩ラーメンだ。昼食時間約30分。

山頂手前のピーク

山頂手前のピーク

蓼科山高原を望む

蓼科山高原を望む

1220 山頂手前のピーク着

登山地図で見ると2113.3mとなっている。頂上まではまだまだ。もうバテてしまう^^;やはり寝不足の体に重荷はきつい。

山頂手前付近

山頂手前付近

蓼科山山頂

蓼科山山頂

高原を眼下に見下ろす

高原を眼下に見下ろす

広い山頂

広い山頂
悪天候時は迷いやすいので注意!

1400 蓼科山山頂着

ようやく到着。山頂の手前からゴロゴロとした岩場となる。濃霧時は注意が必要と思われる。ポール伝いに進む。山頂は広すぎてやはり視界不良時は方向感覚を失いそうな感じだ。
神社があったので、今回の登山の安全を祈願する。
山頂直下に蓼科山頂ヒュッテがあり、小屋は開いていたが、地図には予約必要とある。急いでいるのでそのままスルー。

蓼科山荘

蓼科山荘

1435 蓼科山荘着

山頂から少し下ったところの蓼科山荘をスルー。小屋は開いていたが、要予約とのこと。
山頂からの下りが若干急で体力がさらに消耗する。
山荘を出てすぐのところに赤谷の分岐あり。さらに進む。

赤谷分岐

赤谷分岐

大河原ヒュッテ

小屋じまいした大河原ヒュッテ

1540 大河原峠着

緩やかな下りを進み大河原峠に出る。日没まであと1時間少し。気持ちが焦る。

双子山山頂

双子山山頂

1615 双子山山頂着

もう人気はなし。少し休んで双子池に向かう途中、大河原方面へ向かう老夫婦と会う。もう日没まであとわずか。
晴天である為、まだ周囲は明るい。ツイてる!

双子池ヒュッテ

双子池ヒュッテ

1640 双子池ヒュッテ着

シーズンオフの為、小屋仕舞いしている。双子池は雄池と雌池があり、テント場は雌池のほとりで、水場は雄池だ。
早速テント場に向かいテントを設営。周囲が暗くなったのでヘッドライトを点ける。今日は自分を含めて3パーティーのようだ。寝床を組み立てたら早速水汲みに向かう。
テント場からヒュッテ横の雄池まで約7分。ヘッドライトで池を照らすと結構きれい!しかし小さな魚や虫が泳いでいる。生水は危険だと思う。
テントに戻り手早く食事を済ませ7時前には就寝した。

二日目
(双子池~大岳~北横岳~縞枯山~茶臼山~麦草峠~高見石小屋)

0430 起床

今日も晴れのようだ。しかし、体がだるい。眠い目を擦りながら朝食を済ませる。

0545 出発

テントを撤収し、出発!ヒュッテすぐ下の所から大岳方面への登山道へ入る。大岳までの登りはゴロゴロした大岩を乗り越えかわし楽しみながら進む。

双子池ヒュッテ

朝日に染まる双子池ヒュッテ

天狗の露地

天狗の露地

0645 天狗の露地着

大岳手前の見晴らしの良いピークが天狗の露地だ。朝日を全身に浴びて気持ちの良い朝だ。体にパワーを充電するw
それにしてもこの大岳手前のゴロゴロ岩の樹林帯は雰囲気がいい。もののけが出てきそうな感じだ。

大岳手前の分岐

大岳手前の分岐

大岳山頂

大岳山頂

大岳山頂より

大岳山頂より

蓼科山

蓼科山

0745 大岳山頂着

手前の分岐に荷物を置いて手ぶらで山頂を踏む。今日も晴天でテンションが上がる!蓼科山もきれいだ。

大岳から北横岳方面

大岳から北横岳方面

北横岳山頂

北横岳山頂

山頂からの景色

山頂からの景色

0900 北横岳山頂着

大岳からはなだらかな登り。ピーク手前で若干傾斜がきつくなるのみ。山頂からの景色が素晴らしい!ここまでは人間とすれ違わず!本当に静かな登山を楽しめた。

北横岳ヒュッテ

北横岳ヒュッテ

七ツ池

七ツ池

0920 北横岳ヒュッテ着

ちょうど管理人の方が背負子を背負って上がってきたところ。お客さんが泊まる日だけ小屋を開けるとのこと。
小屋のすぐ近くに七つ池があるので寄ってみる。 静かな池の水面に森の木々が写る。フラットなスペースもあるが露営は禁止となっている。飲用出来るかは不明。

三ツ岳への分岐

三ツ岳への分岐

小屋を戻り下りていくと三ツ岳への分岐へ出る。雨池峠まで地図のコースタイムでは坪庭と三ツ岳経由とでは50分の差がある。
それで坪庭経由に決定。

坪庭全景

坪庭全景

ロープウェイ山頂駅方面

ロープウェイ山頂駅方面

遊歩道 

遊歩道

縞枯山

縞枯山
縞枯現象が見える。

ロープウェイ駅への分岐

ロープウェイ駅への分岐

木道

木道

縞枯山荘

縞枯山荘
三角屋根が可愛い

雨池峠

雨池峠

1105 雨池峠着

素晴らしい坪庭を通り抜け雨池峠へ。途中の縞枯山荘は、営業中であったが、日中のみで宿泊は要予約のようだ。
雨池峠は霜柱が溶けてぬかるんでいたが、時間なのでここで昼食にする。パスタにラーメン。

縞枯山山頂 

縞枯山山頂

茶臼山山頂

茶臼山山頂

茶水池の分岐

茶水池の分岐

麦草ヒュッテ

麦草ヒュッテ

1330 麦草峠着

淡々と縞枯山、茶臼山を抜け麦草峠へ。これで登山道を分断する道路とおさらばできる。
麦草ヒュッテは一般車が出入りできる小屋なので少し興醒め。逆に言えば便利なのか。

丸山登りの樹林帯 

丸山登りの樹林帯

丸山山頂 

丸山山頂

高見石小屋へ

高見石小屋へ

1510 高見石小屋着

最後のピーク中山を越え高見石へ。こじんまりした感じの良い小屋だ。通年営業で頼もしい。
受付を済ませテントを設営。

高見石小屋テントサイト

テントサイト500円(水2Lまで無料)サイトは小屋前の空きスペースで若干狭い。
全部で10張り程度か。トイレは大3つ小1つで数は十分。林間のサイトで風は避けられる。

テント設営完了

テント設営完了

展望台から小屋

展望台から小屋

白駒池

白駒池

小屋の裏は展望台となっている小高い岩山があり、そこに登ると周囲を一望できる。

ビールを飲みつつ食事を済ませ眠りにつく。

三日目
(高見石~中山峠~天狗岳~夏沢峠~硫黄岳~横岳~地蔵の頭~行者小屋)

0330 起床

本日は早めに起きる。体調は良い感じ。初日の疲れがとれた。食事トイレを済ませ、テントを撤収して出発する。

高見石小屋付近の分岐

高見石小屋付近の分岐

0505 出発

小屋も寝静まっているなか出発。跡形もなく撤収し去るのがかっこいい。今日も星空が綺麗だ。好天が望める。

中山山頂

中山山頂

蓼科山方面

蓼科山方面

0620 中山山頂着

ヘッドランプの明かりのもと淡々と歩く。時折、野生生物の気配を感じる。頂上付近で夜明けだ。本日も晴天!
展望は利かない。頂上からは展望台(行き止まり)への分岐があるがスルーする。

中山展望台への分岐

中山展望台への分岐

天狗岳の向こうに硫黄岳

天狗岳の向こうに硫黄岳

にゅうへの分岐

にゅうへの分岐

中山峠

中山峠

0700 中山峠着

木に囲まれ展望は利かない。黒百合平からの登山客だろうか。楽しそうな声が聞こえる。

天狗岳手前

天狗岳手前

黒百合平への分岐

黒百合平への分岐

東天狗岳頂上

東天狗岳頂上

0800 東天狗岳山頂着

今日は土曜日で好天続きの為、登山客が多い。東天狗の頂上で一息つく。西天狗は時間節約のため?行かない。

西天狗岳

西天狗岳

硫黄岳の向こうの赤岳

硫黄岳の向こうの赤岳

根石岳手前のピーク

根石岳手前のピーク

本沢温泉への分岐

本沢温泉への分岐

根石岳の登り

根石岳の登り

根石岳山頂

根石岳山頂

0830 根石岳山頂着

尾根歩きが楽しい。初日の疲れが嘘のように消えている。軽快に進む。頂上からの展望も良好だ。

根石岳の下り

根石岳の下り

根石山荘

根石山荘

山頂から下るとすぐ根石山荘だ。小屋仕舞いの準備をしているようだ。水場があるようだが、付近に見当たらない。
小屋の人は急がしそうにしているのでスルーする。

箕冠山分岐

箕冠山分岐

夏沢峠の小屋

夏沢峠の小屋

0920 夏沢峠着

夏沢峠に向かって緩やかに下っていく。東側は崩れて断崖となっているので、間違って落ちないように注意する。

山びこ荘

山びこ荘

夏沢峠には小屋が二つあって東側の山びこ荘が営業中であった。
関所のような佇まい。通行料を払わないといけないかのようなポジションに位置する小屋に恐れをなしてそのままスルーする。
こうしているうちに徐々に硫黄岳が近くになってくる。

夏沢峠を顧る

夏沢峠を顧る

硫黄岳爆裂火口

硫黄岳爆裂火口

火口その2

火口その2

硫黄岳山頂

硫黄岳山頂

主峰赤岳を望む

主峰赤岳を望む

1020 硫黄岳山頂着

ケルンに導かれながら山頂に到着。主峰赤岳の全容が明らかとなる。

ロボット雨量計跡 

ロボット雨量計跡

雨量計跡の入口 

雨量計跡の入口

頂上付近に雨量計跡?の小屋がある。意外としっかりしているので緊急時に避難できると思う。
ただ、山頂から下りるとすぐのところに硫黄岳山荘があるので避難する機会はないかも。
ちょうど昼前となったので、ここで昼食タイムをとる。 パスタにオニオンスープだ。お湯を沸かすときコッヘルをひっくり返し7割くらい溢してしまう。注意力が散漫になってきているのか?気を引き締めて先に進む。

硫黄岳山荘

硫黄岳山荘

遠方の富士山

遠方の富士山

いよいよ横岳

いよいよ横岳

1230 三又峰分岐着

硫黄岳山荘を通り過ぎるといよいよ今回の山行のメインとなる八ヶ岳核心部となる。

尾根道

尾根道

奥ノ院

奥ノ院

赤岳への縦走路

赤岳への縦走路

赤岳と阿弥陀岳

赤岳と阿弥陀岳

横岳付近

横岳付近

三又峰分岐

三又峰分岐

遠くから見るとゴロゴロとした岩が目立ち険しく厳しい道に見えたが、取り付いてみると、整備されていてホールドもしっかりしているので、適度な緊張感を楽しみながら歩くことができた。
安心して登っていられるのも天気が良く暑いくらいだからだと思う。

赤岳手前

赤岳手前

地蔵の頭付近より

地蔵の頭付近より

1300 地蔵の頭着

今日はここより下りて行者小屋へと進む。少し惜しいような感じがするが仕方ない。この先キレット小屋までテントサイトがない。
地蔵の頭から見る赤岳はなんとも勇ましい感じがし、やっぱり八ヶ岳の主峰だなと思う。ピーク手前からの急な登りが登山者を苦しめるのか?

地蔵の頭の下り

地蔵の頭の下り

急な斜面

急な斜面

地蔵の頭からの下りは想像を超えた急斜面だった。道は浮石いっぱいで、道も脆く、ずり落ちるようにして下る。
途中、何個かはしごがあるが登山者が多い場合、通過に時間が掛かりそうだ。要注意!

行者小屋到着!

行者小屋到着!

1410 行者小屋着

余裕をもって小屋に到着。すぐに小屋で受付を済ませテントを設営する。 早めの到着からか、一番奥で一張り分のスペースの場所を発見!ここにする。ラッキー続き。
小屋の前に水場があり、水量は豊富で冷たく美味しい。小屋でお酒を買い、テントで飲む。

テントサイト

テントサイト

小屋前の水場

小屋前の水場

小屋の入口側

小屋の入口側

少し昼寝して晩御飯を食べる。 今日は土曜日で天気が良いのでぞくぞくと登山者がやって来る。テントも一張り一張り徐々に増えていく。

行者小屋テントサイト

サイトは地面が土で、若干ペグの利きが悪い感じがするが、フラットな感じで寝やすいと思う。
また樹林帯にあるので風はそんなに吹かないと思う。
テント1張り1000円で水は汲み放題!
明日は早いので日没と共に就寝する。

四日目
(行者小屋~阿弥陀岳~赤岳~キレット~権現岳~青年小屋)

0230 起床

今日は天気が崩れるようなので早めに起床する。夜空を見上げると星が隠れて見えない。小屋のトイレは2個で女性のテント泊も結構いたので、朝はトイレ渋滞必至だなと思い、天気も悪くなるので頑張って早起きする。
テント場一番起きだ。食事とトイレを済ませ、テントを撤収し出発する。

0420 出発

文三郎尾根への分岐

文三郎尾根への分岐

中岳のコル

中岳のコル

0530 中岳のコル着

テント場を一番に出発。気分がいい。調子よく夜道を進む。途中、中岳沢に水場があるようだが、暗い為確認できず、そのままスルーする。
2箇所崩落箇所があって迂回するルートがあったが難なく中岳のコルに到着。
ここに荷物をデポしてウエストバックに水筒を入れて阿弥陀岳へ向かう。

阿弥陀岳山頂

阿弥陀岳山頂

富士山

富士山

朝日に染まる赤岳

朝日に染まる赤岳

0545 阿弥陀岳山頂着

身軽なのでスイスイと登っていける。やっぱり人生身軽じゃないとね。楽しみながら梯子や鎖場を通過する。
若干急斜面もあるが、何のことはない。 すぐに山頂へ到着。やっぱり一番乗りだ。気持ちいい。
少し寄り道した甲斐があった。富士山までも見える。赤岳から権現岳、終わりの編笠山まで見える。
若干雲が多くなってきた。赤岳まではもちそうな雲行きだ。体が冷える前に下山する。

中岳のコル再び

中岳のコル再び

0615 中岳のコル着

赤岳を見ながら下山する。そして再び重荷を背負って出発する。

中岳付近から赤岳

中岳付近から赤岳

文三郎尾根分岐

文三郎尾根分岐

0700 文三郎尾根の分岐着

中岳を越え、ジグザグのザレ場を登ったところが文三郎尾根の分岐だ。ここを少し登ると、頂上手前のキレットへの分岐に出る。ここに荷物を置いてウエストバックだけで山頂を目指す。

キレット方面の分岐

キレット方面の分岐

頂上直下の分岐

頂上直下の分岐

頂上直下には、竜頭峰経由キレット方面への分岐がある。
頂上への道は、岩場だが、要所要所に鎖や梯子が整備されており、ホールドもしっかりしているので危険箇所は少ないと思う。
ただ、夏場など登山客が多い場合は通過に時間が掛かると思うので注意。

赤岳山頂 

赤岳山頂

赤岳頂上山荘

赤岳頂上山荘

阿弥陀岳

阿弥陀岳

0725 赤岳山頂着

赤岳付近になるとさすがに人が多い。あちらこちらから声が聞こえてくる。
身軽なのですぐに頂上に到着。さきほどから気になっていたが、もうすぐ雨が降りそうだ。5分くらいぼーっと景色を眺め、先を急ぐことにした。

竜頭峰経由の分岐

竜頭峰経由の分岐

赤岳からの下り

赤岳からの下り

高度感ある尾根

高度感ある尾根

ガレ場の下り

ガレ場の下り

キレット小屋

キレット小屋

0900 キレット小屋着

赤岳からの下りは浮石の多いガレ場の下りだ。ホールドも脆いので緊張感が漂う。今回の縦走で一番楽しい箇所であった。
赤岳からキレット方面は登山客が一気に減って静かな山歩きを楽しめる。いい感じだ。
それにしても雨が降りそうで降らない。ひょっとしたら雪になるかもしれない。
浮石に悩まされコースタイムをオーバーしてやっと小屋に到着。小屋仕舞いされており人気はない。
早速小屋周辺を調査開始する。

水場

水場

テント場(下側)

テント場(下側)

テント場(上側)

テント場(上側)

トイレ

トイレ

キレット小屋テントサイト

水場は、テント場から5分ほど下った場所の沢から。晩秋ということで水量は非常に少ない。煮沸が必要と思われる。テント場は上下二箇所に分かれている。テント場は20張りくらいの広さ。トイレが端の方に2個ある。
鞍部にあるので風当たりは弱い。今度来たらここでテントを張ろうと思う。

赤岳を振り返る

赤岳を振り返る

権現岳の登り

権現岳の登り

源氏梯子

長い梯子
通称源氏梯子

頂上付近の分岐

頂上付近の分岐

権現岳山頂

権現岳山頂

1120 権現岳山頂着

権現岳の登りでついに雨が降り始めた。降ったり止んだりの微妙な感じだ。時折、みぞれ交じりの雨となる。
合羽を着たり脱いだりしてイライラする。そしてとうとう大粒の雪が降り始めた。やっと合羽を安心して着ていられるw
合羽の着脱で随分タイムロスし、また寒さから体力が奪われる。疲れがピークになる。
山頂の手前の源治梯子という長い梯子が現れた。梯子が冷たく指が凍える。高度感は結構ある。
この梯子は夏場には大渋滞となるだろうと思いつつ通過。やっと頂上につく。
と思いきやすぐ近くの岩山が山頂のようだ。空荷で山頂を踏む。縦走最後のピークとなる編笠山も見える。
もうゴールは間近だ。

編笠山

編笠山

権現小屋

権現小屋

のろし場

のろし場

青年小屋

青年小屋

1230 青年小屋着

権現岳を少し下ると権現小屋がある。「営業中」の看板が出ていて中から物音が聞こえていたが、用事がないからスルーする。
その後、ギボシと呼ばれる小ピークがあるが、またガレ場で疲れている体には堪えた。。。w
のろし場を越えて下ると青年小屋に着く。なんとも昭和の香りがプンプンする佇まいだ。懐かしい感じがする。
決してボロではない。小屋の裏に広大なテントサイトがある。雨が再びぱらついてきたので、急いでねぐらを設営する。

水場

水場

水場は、西岳方面に15分ほど下ったところにある。「乙女の水」と呼ばれている。水量は豊富で早速手で掬って飲む。
うま~い! ビールを飲みながら残りの食べ物を貪り食べ昼寝して、晩飯を作って雨音を聞きながら眠る。

青年小屋テントサイト

青年小屋テントサイト
ひっそりと静まりかえっている。

青年小屋テントサイト

兎に角広い。テント200張りくらいはいけそうな感じ。地面は砂交じりの土、所々に石と草。水捌けは結構いい。
小屋の裏手に冬季小屋がある。テント1張り600円。水場が少し遠いのが難点だが、おいしいので良し。

五日目
(青年小屋~編笠山~観音平)

0500 起床

疲れで体が重たい。体のあちこちも痛む。雨は上がっているがガスがかなり濃くかかっている。
今日は最終日だ。残るピークは編笠山だ。名残惜しいような気もするし、早く下山して温泉に入って美味しいものでも食べたい
気がする。

味わいのあるトタン板

味わいのあるトタン板

0650 出発

食事を済ませトイレに行く。なんと内開きなので、ドアを閉めるのに少し気を使う。使用済みペーパー入れの箱があるからだ。
大きい人だと大変だなと思う。
出発するときになるとガスが薄れてきた。小屋からの登りはゴロゴロとした岩場だ。なんとも登り難くて笑ってしまう。
最後の試練だ。

編笠山山頂 

編笠山山頂

縦走路を望む

縦走路を望む

南アルプス方面

南アルプス方面

0720 編笠山山頂着

ひいひい言いながらやっと山頂に到着。雲が切れ始め遠くまで見える。蓼科山からの縦走路を見て感慨に耽る。
でも、疲れは取れないw 早く風呂に入りたいので下山する。

押手川分岐

押手川分岐

富士山

富士山

雲海展望台

雲海展望台

観音平手前

観音平手前

0920 観音平着

山頂からの下りはしばらく急だ。疲れた体には堪える。押手川までくるとだいぶ傾斜が緩くなる。途中、雲海展望台という
場所にさしかかると遠方に富士山が見える。私の八ヶ岳全山縦走を祝福してくれている様だ。
観音平に近づくとフラットな遊歩道になる。そして駐車場に到着。ついに縦走終了!でも、家に着くまでが登山だからなと気持ち
を引き締めるw

登山口

登山口

駐車場

駐車場

ちょっとここで温泉情報!

県道11号線を観音平から小淵沢のインター方面へ下る途中左手に「道の駅こぶちざわ」がある。この中に延命の湯と呼ばれる温泉施設がある。
営業時間は1000~2400 定休日 毎月第一月曜日(10月2月は第一月曜日火曜日) ボディーソープとリンスインシャンプーは風呂場に用意されているので、タオルを持ち込むこと。内風呂と露天風呂、サウナがある。お湯の色は茶色をしている。入湯料600円。
疲れた体には温泉がぴったり。近いしICの手前にあるから帰り道に寄れる。みなさんもどうぞ!

所見

四泊五日で雨に降られたのは四日目のみ。本当にいい天気だった。テント泊での縦走は体力が必要だと改めて思った。
寝袋が多少寒かったが、どこのサイトも良くて快適に眠ることが出来た。三泊四日でも行けたんではないかとも思うが、今の私には体力的に厳しいようだ。更なる上を目指してトレーニングしようと思う。
八ヶ岳は本当にいい山だと思う。鬱蒼としたなだらかな山から険しい岩場。いろんな人が楽しめると思う。アプローチも短いし。
今度は冬に来ようと思う。ありがとう八ヶ岳!!!

以上